こんにちは。勉強攻略ドットコム、運営者の「K」です。
2026年の共通テスト国語に向けて、みなさん対策は進んでいますか。試験時間が90分に延びた新課程入試ですが、実際に過去問や模試を解いてみると、時間が足りないという壁にぶつかる人が後を絶ちません。多くの受験生が、どの順番で解けばいいのか、あるいは各大問に何分かけるのが正解なのかという時間配分の目安を知りたがっています。現代文の評論や小説、そして新しく加わった実用的な文章、さらには古文や漢文まで、やるべきことは山積みです。この記事では、そんな悩める受験生のために、私が徹底的に分析した理想の戦略をお伝えします。ぜひ最後まで読んで、本番で焦らないための武器を手に入れてください。
- 90分を最大限に活かすための理想的な時間配分(ゴールデン・レシオ)がわかる
- 時間が足りなくなる原因である「第3問の実用的な文章」を10分で攻略する裏技が学べる
- 脳科学的にも理にかなった「漢文から解き始める」戦略のメリットを理解できる
- 万が一時間が足りなくなった時にダメージを最小限に抑える緊急時の対処法を知れる
2026年版共テ国語の時間配分、90分の最適な使い方
試験時間が80分から90分に増えたことで「余裕ができる」と勘違いしていませんか?実は、読むべき文字数の増加や新傾向問題の追加により、体感的な時間はむしろ短くなっています。ここでは、90分を使い切って高得点を取るための、具体的かつ戦略的なタイムマネジメントについて解説します。
時間が足りない受験生が陥る90分の罠
多くの受験生が陥る最大の誤解、それは「10分増えたから、少しゆっくり読んでも大丈夫だろう」という油断です。はっきり言いますが、この考えは命取りになります。2025年から導入された新課程では、総文字数が以前よりも約2割増加し、24,000字から26,000字程度になっています。日本人の平均的な読書速度では、ただ読むだけで45分近くを消費してしまう計算です。

さらに厄介なのが、新設された「実用的な文章」です。複数の資料を行ったり来たりしながら情報を処理する必要があり、脳への負担(認知負荷)が非常に大きいのが特徴です。前半でエネルギーを使い果たし、後半の現代文や古文で集中力が切れてしまうケースが続出しています。「90分ある」ではなく「90分しかない」という危機感を持ち、1分1秒を削り出す意識が必要です。
注意:「ゆっくり解く」は絶対にNGです。90分間、常にトップスピードで処理し続けないと、最後のマーク確認の時間すらなくなります。
解く順番は漢文からがセオリーの理由

私が最もおすすめする解く順番は、「漢文 → 古文 → 実用的な文章 → 評論・小説」という流れです。これには明確な理由があります。試験開始直後は誰でも緊張しており、文章の内容が頭に入ってきにくい状態です。そんな時に、高度な論理的思考が必要な「評論」や、繊細な心情把握が求められる「小説」から入るのはリスクが高すぎます。
一方で、漢文は「句法」や「語彙」といった知識があれば、機械的に解ける問題が多いのが特徴です。いわば、スポーツのウォーミングアップのようなもの。最初に漢文を15分程度でサクッと終わらせることで、「1つ大問をクリアした」という成功体験(Small Wins)を早期に得られ、落ち着いて次の問題に取り組めるようになります。このメンタル面での安定こそが、国語という科目では何よりも重要なのです。

現代文は合計45分で死守するペース配分

現代文(第1問の評論と第2問の小説)は、共通テスト国語における最大の得点源であり、同時に最大の「時間泥棒」でもあります。ここを攻略するための鉄則は、2つ合わせて最低でも45分、できれば50分を残すことです。
理想的な配分は以下の通りです。

| 大問 | 目標時間 | ポイント |
|---|---|---|
| 第1問(評論) | 25分 | 抽象度が高いため、時間を削りすぎると崩壊する。じっくり読む時間を確保。 |
| 第2問(小説) | 20分 | 深入りは禁物。事実と心情の関係を淡々と処理する。 |
他の大問(古文・漢文・実用文)で時間を短縮し、この45分を捻出できるかが勝負の分かれ目です。評論では、近年「複数のテキスト」を比較させる問題が増えており、単純な読解以上に時間がかかります。現代文に十分な時間を投資するためにも、他分野での時短が必須条件となります。
古文は主語を補い20分で解き切る
古文で時間がかかってしまう最大の原因は、「主語を見失って読み返すこと」にあります。「あれ、これ誰が言ったんだっけ?」と何度も本文を行き来していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。これを防ぐために、読みながら動詞の横に「(主語)」をメモする習慣をつけましょう。

特に敬語(尊敬・謙譲・丁寧)は、主語を特定する最強のヒントになります。文法知識をフル活用して、誰が誰に対して行った動作なのかを瞬時に判断するトレーニングを積んでください。目標タイムは20分。単語と文法の知識問題は即答し、本文の読解に時間を使いましょう。注釈もあらすじの宝庫なので、本文を読む前に必ず目を通すのが時短のコツです。
実用的な文章は10分で終わらせる裏技
第3問の「実用的な文章」は、まともに読んでいたら負けです。ここは「読む」のではなく「探す」という意識で取り組んでください。目標時間は驚異の10分です。

具体的な手順は以下の通りです。
- まず設問を見る。「資料1のグラフから読み取れることは?」などの指示を確認。
- 必要な情報だけを資料からピンポイントで探す(スキャニング)。
- 選択肢を吟味し、正解を選ぶ。
文章を最初から最後まで丁寧に読む必要は一切ありません。必要な数値や条件だけを「逆引き」で探すスキルがあれば、10分で満点を狙うことも十分に可能です。ここで浮いた時間を、難化傾向にある現代文に回すのが賢い戦略です。
ポイント:実用文は「読書」ではなく「情報検索」のテストです。Webページから必要な情報を探す感覚で解きましょう。
あなただけの共テ国語の時間配分を見つける方法
ここまで理想的なモデルケースを紹介してきましたが、最終的には「自分に合った配分」を見つけることが合格への近道です。得意不得意は人それぞれ。ここからは、あなた専用の戦略を構築するための具体的なステップを紹介します。
過去問演習で自分の時間感覚を掴む

まずは時間を計って過去問を解いてみましょう。この時、大問ごとにラップタイムを記録することが重要です。「自分は古文に25分かかってしまう」「評論は意外と20分でいける」といった自分の「スペック」を把握してください。
自分の弱点がわかれば、対策も見えてきます。古文が遅いなら単語力の強化、現代文が遅いなら速読のトレーニングなど、課題に応じた練習を取り入れましょう。模試の結果も参考にしながら、少しずつ理想の配分に近づけていく修正作業が大切です。
評論と小説で時間差をつける戦略
現代文の評論と小説、どちらに時間をかけるべきかは、個人の適性によります。論理的な文章が得意な人は評論を20分で終わらせて小説に時間を回すのもアリですし、逆に感情移入しすぎて小説に時間がかかる人は、評論で時間を稼ぐ戦略も有効です。
ただし、一般的には「評論には時間をかけ、小説はテキパキ解く」のが安全策です。評論は論理構造さえ掴めば正解が一つに定まりやすいですが、小説は選択肢の微妙なニュアンスの違いで迷いやすく、時間をかけても正答率が上がりにくい傾向があるからです。迷ったら「保留」にして次に進む勇気も、小説では特に重要になります。
見直し時間を5分確保する重要性

90分の試験時間のうち、解答に使うのは「85分」と考えてください。残りの5分は、絶対に見直しのための予備時間(バッファ)として確保する必要があります。
この5分でやるべきことは以下の通りです。
- マークミスの確認(これが最優先!)
- 「保留」にした問題の再検討
- 書き忘れた記述がないかのチェック
マークミスは致命傷です。どんなに正解していても、マークが一つずれていれば0点になってしまいます。終了直前の5分間は、新しい問題を解くことよりも、すでに解いた問題のマークが合っているかを確認する方が、期待値(得点の見込み)は遥かに高くなります。
捨て問の見極めと緊急時のダメージ対策

試験本番では、予想外の難問が出たり、緊張で頭が真っ白になったりして、どうしても時間が足りなくなることがあります。そんな「緊急事態」に備えて、あらかじめ「捨て問」の基準を決めておくことが、心の安定剤になります。
例えば、「残り10分で大問がまるまる1つ残っている」という絶望的な状況になったとしましょう。この時、全部を解こうとしてはいけません。以下のようにダメージコントロールを行います。
緊急時の対処法(残り10分の場合):
- 知識問題を最優先回収:漢字、語句、文法など、本文を読まなくても解ける問題を先に埋める。
- 問6(全体要旨)を逆算:現代文の最終問題は選択肢自体が要約になっていることが多い。選択肢を比較して、矛盾しないものを選ぶ。
- 潔く捨てる:記述量の多い比較問題や、複雑な資料読み取りは諦めて適当にマークし、解ける問題に集中する。
自分に合う共テ国語の時間配分で合格へ
共通テスト国語は、時間との戦いです。しかし、事前にしっかりとした戦略を立て、トレーニングを積んでおけば、決して恐れることはありません。今回紹介した「漢文先解き」や「実用文10分」といったテクニックを参考に、ぜひ自分だけの最強の時間配分を見つけてください。
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