こんにちは。勉強攻略ドットコム、運営者の「K」です。
青チャートを何周すれば偏差値が上がるのか、あるいは終わらない量に圧倒されて焦る気持ち、よく分かります。理系や文系で使い方は違うのか、2周目以降はどう進めるべきかなど、多くの疑問があることでしょう。この記事では、偏差値70に到達するための具体的な回数や、挫折せずに実力をつけるための戦略的な学習法について、私の経験をもとに詳しく解説します。
- 偏差値70に到達するために必要な青チャートの具体的な習得レベル
- 挫折を防ぎながら効率的に実力を伸ばす2周目以降の進め方
- 理系と文系それぞれの志望校合格から逆算した最適な活用戦略
- 膨大な量を確実にこなして合格を掴むための学習計画と管理術
青チャートを何周すれば偏差値は上がるのか
「とりあえず3周すればいい」という言葉を鵜呑みにしていませんか?ここでは、単なる回数ではなく、志望校合格に必要な「習得の質」と、それを実現するための具体的な周回プロセスについて解説します。
青チャートの偏差値70への到達レベル
結論から言うと、偏差値70(東大・京大・医学部レベル)に到達するためには、青チャートの「回数」ではなく「どの問題をどのレベルで解けるか」が重要です。多くの受験生が誤解していますが、基本例題(コンパス1〜3)を完璧にしただけでは、偏差値は55〜60程度(MARCH・地方国公立レベル)で頭打ちになります。
偏差値70の壁を超えるには、以下の状態が必要です。
偏差値70到達の条件
- コンパス4〜5の重要例題を、問題文を見た瞬間に解法が浮かぶレベルにする
- 巻末の演習問題(Exercise)まで自力で解き切る記述力をつける
- 別解を含め、なぜその解法を選択するのかを言語化できる
逆に言えば、そこまでのレベルを求めていない場合(例えば日東駒専や中堅国公立志望)、無理に難問まで手を広げて何周もする必要はありません。自分の志望校が求める偏差値と、青チャートの到達レベルを正しくリンクさせることがスタートラインです。
挫折しない2周目、3周目のやり方とは
青チャートで最も多い失敗は、1周目から全ての問題を完璧に解こうとして、途中で力尽きることです。挫折しないためには、周回ごとに明確な目的を持たせることが大切です。
私が推奨する周回ステップは以下の通りです。
| 周回数 | 目的 | 具体的なアクション |
|---|---|---|
| 1周目 | 仕分け(選別) | 解ける問題と解けない問題を分ける。 3分考えて分からなければすぐ解説を読む。 |
| 2周目 | 理解と定着 | 1周目で×だった問題だけを解く。 解説を閉じ、白紙に再現できるか確認する。 |
| 3周目 | 速度と精度 | 2周目でも間違えた問題を「瞬殺」できるまで繰り返す。 計算スピードを意識する。 |
特に重要なのは、「できる問題は二度とやらない」という勇気を持つことです。すでに解ける問題を何度解いても偏差値は上がりません。2周目以降は、自分の弱点だけが凝縮された「自分だけの問題集」にしていくイメージで進めましょう。
青チャートが終わらない人のための代替案
「高3の夏になってもまだ1周目が終わらない」という焦りは、受験生にとって致命的です。もし、残された時間に対して青チャートの分量が多すぎると感じるなら、勇気ある「間引き」が必要です。
時間が足りない時のショートカット戦略
- コンパス3までを完璧にする: 難問は捨て、基礎〜標準問題を確実に取る戦略に切り替える。
- 例題のみに絞る: 練習問題(下の問題)は飛ばし、例題だけで全範囲を網羅する。
- 特定の苦手分野だけ使う: 確率は青チャート、微積は別の薄い問題集、といった使い分けをする。
「終わらせること」を目的にして、中身がスカスカになるのが一番危険です。終わらないなら終わらないなりに、範囲を絞って「ここは完璧」という分野を作った方が、入試本番では点数に繋がります。
基礎問題精講への切り替えは有効か
青チャートに取り組んでみて、「解説が難しすぎて理解できない」「厚すぎてやる気が出ない」と感じるなら、『基礎問題精講』への切り替えは非常に有効な選択肢です。
基礎問題精講は、青チャートの例題レベルの問題を約1/3の量に厳選しています。到達点は青チャートよりやや下がりますが、それでもMARCHや中堅国公立レベルなら十分戦えます。
青チャート vs 基礎問題精講
「消化不良の青チャート」よりも「完璧に仕上がった基礎問題精講」の方が、圧倒的に合格力は高いです。見栄を張って青チャートにしがみつくより、自分の現状に合った参考書を仕上げる方が賢明です。
切り替えるタイミングとしては、1ヶ月取り組んでみて進捗が全体の10%未満なら、すぐに基礎問題精講へ移行することをおすすめします。
理系と文系で違う青チャートの使い方
理系と文系では、数学にかけられる時間も、合格に必要な得点率も異なります。それぞれの戦略を見ていきましょう。
理系の場合
理系にとって数学は生命線です。数I・A・II・B・Cはもちろん、数IIIまで含めて「重要例題」までは完璧にする必要があります。特に数IIIは計算力がものを言うので、手を動かす回数を文系よりも多く確保してください。また、理系は「Exercise」までやることで、入試標準レベルの演習量を確保できます。
文系の場合
文系は、数学で満点を狙う必要はありません。「合格者平均点」を取れれば十分です。したがって、コンパス3までの基本問題を100%解けるようにし、コンパス4・5は志望校の頻出分野(確率や数列など)に絞って対策するのが効率的です。浮いた時間は英語や社会に回しましょう。
周回を記録する最強のノート術
ただ漫然と問題を解くだけでは、何周しても効果は薄いです。成長を可視化するためのノート術を紹介します。
ノートには、解答だけでなく以下の情報を必ず記録してください。
- 日付と回数: いつ、何回目の挑戦か。
- 感触マーク: ◎(瞬殺)、○(考えたけど解けた)、△(計算ミス)、×(手も足も出ない)。
- 敗因分析: なぜ解けなかったのか。「公式を忘れていた」「条件を見落とした」「計算方針が間違っていた」など、自分の言葉でメモを残すこと。
- 次のアクション: 「明日もう一度」「1週間後に復習」など。
この「敗因分析」こそが、次回の正答率を上げる鍵です。青チャート自体にも直接書き込みを行い、ノートとリンクさせることで、復習効率が劇的に向上します。
青チャートの何周よりも計画性が合格を分ける
青チャートは武器ですが、重すぎる武器は使い手を選びます。ここでは、その武器を使いこなして合格を勝ち取るための「計画」と「管理」の重要性についてお話しします。
合格までのルートから逆算した学習計画
「とりあえず毎日進める」という足し算の思考では、入試本番に間に合いません。合格から逆算した引き算の計画が必要です。
- ゴール設定: 入試本番の日程を確認。
- 過去問演習の確保: 高3の10月〜11月には過去問に入りたい。
- 青チャート完了期限: 逆算すると、高3の夏休み終わりまでには青チャートのコンパス3〜4レベルを固め終える必要がある。
- 月ごとの目標: 「高2の間に数I・Aを終わらせる」「夏休み中に数II・Bを1周する」など。
このように期限を区切ることで、初めて「今日1日に何問解かなければならないか」というリアルな数字が見えてきます。
膨大な量をこなすための学習ペース管理
青チャートは数I・Aから数IIIまで合わせると1000題以上あります。これをこなすには、徹底したペース管理が不可欠です。
例えば、1日3題のペースだと1年で約1000題。これでは1周しかできず、復習の時間が取れません。現実的には、土日の復習日を含めても、平日には5〜10題程度進めるペースが必要になることが多いです。
ペース管理のコツ
「時間」で区切るのではなく「量」で区切ること。「1時間勉強した」ではなく「予定していた5問が終わるまで寝ない」という覚悟が、青チャート完遂には必要です。
独学は危険?計画倒れを防ぐ方法
ここまで計画の重要性を説いてきましたが、正直なところ、自分一人で完璧な計画を立て、それを毎日実行し続けるのは至難の業です。多くの受験生が「今日は疲れたから明日やろう」と先延ばしにし、気づけば取り返しのつかない遅れを生んでしまいます。
特に青チャートのような分厚い参考書は、進捗が見えにくく、孤独な戦いになりがちです。自分の学習計画が本当に正しいのか、今のペースで間に合うのか、不安を抱えたまま勉強を続けるのは精神的にも良くありません。
こうした「計画倒れ」を防ぐためには、学習進捗を客観的に管理してくれる第三者の存在が非常に有効です。例えば、「東大毎日塾」のようなオンライン個別指導塾では、志望校合格から逆算した完全オーダーメイドの学習計画を東大生メンターが立案してくれます。
毎日LINEで学習報告を行い、進捗に遅れが出ればすぐに計画を修正してくれるため、「何をすればいいか迷う時間」がゼロになります。青チャートの進め方に迷いがあるなら、こうしたプロの管理力を借りるのも一つの賢い戦略です。
疑問を即解消する質問環境の重要性
数学の勉強で最も時間を無駄にするのは、「解説を読んでも分からなくて悩んでいる時間」です。3分考えて分からなければ解説を読むべきですが、その解説自体が理解できない場合、独学ではそこでストップしてしまいます。
疑問点を放置すると、その後の単元も雪だるま式に分からなくなります。分からない問題に直面したとき、すぐに質問できる環境があるかどうかで、学習効率は何倍も変わります。
先ほど触れた東大毎日塾などは、24時間365日いつでもチャットで質問し放題の環境が整っています。青チャートの難問でも、受験を極めた東大生が分かりやすく教えてくれるため、躓くことなく学習を継続できます。独学に限界を感じているなら、無料の学習相談会などで「自分に合ったペース」を確認してみるだけでも、大きなヒントが得られるはずです。
青チャートを何周するかの最適な答え
最後に、改めて「青チャートは何周すべきか」という問いに答えます。
最適な答えは、「自力で全ての問題を解説できる状態になるまで」です。それが3周で済む人もいれば、5周必要な人もいます。回数はあくまで手段であり、目的ではありません。
大切なのは、今日解いたその1問が、入試本番で出題されたときに「自信を持って完答できるか」どうかです。回数に囚われず、1問1問の理解度を極める姿勢を持って、青チャートという最強のパートナーと向き合ってください。正しい努力は、必ず偏差値という結果で返ってきます。