こんにちは。勉強攻略ドットコム、運営者の「K」です。
受験数学のバイブルとも言えるチャート式ですが、分厚い問題集を前にして「例題だけでいいのかな」や「全部終わらせるのに何日かかるんだろう」と不安を感じていませんか。特に青チャートなどは問題数が多く、計画的に進めないと受験本番に間に合わないという事態になりかねません。多くの受験生が共通テストや偏差値の目標をクリアするために、効率的な進め方や1日何問解けばいいのかという具体的なペース配分を知りたいと考えています。この記事では、終わらないと焦る前に知っておきたい最短ルートの学習法について、私なりの視点で解説していきます。
- チャート式の例題数から逆算した現実的な学習スケジュール
- 1日に解くべき問題数と目標期間別のペース配分
- 例題だけの学習で到達できる偏差値と大学レベルの目安
- 挫折せずに完走するための具体的な勉強テクニックと管理術
「チャートの例題だけ」を何日で終わらせる?最速の学習計画
まずは敵を知ることから始めましょう。チャート式、特に多くの受験生が愛用する青チャートは、その網羅性の高さゆえに「終わらない参考書」の代名詞ともなっています。ここでは、具体的な数字をもとに、いつまでに何を終わらせるべきか、現実的なスケジュールを組んでみます。
青チャートの例題数と学習の全体像
学習計画を立てる上で最も重要なのは、ゴールの距離を正確に把握することです。新課程版の青チャートにおける例題数(基本例題+重要例題)は、おおよその目安として以下のようになっています。
| 科目 | 例題数(目安) |
|---|---|
| 数学I+A | 約330題 |
| 数学II+B | 約420題 |
| 数学III+C | 約270題 |
| 合計 | 約1,020題 |
理系であれば約1,000題、文系(数学I+A+II+B)であれば約750題というボリュームです。これを「多い」と感じるか「意外と少ない」と感じるかは人それぞれですが、無計画に始めると確実にパンクする量であることは間違いありません。まずはこの数字を頭に入れ、残された日数で割り算をすることからスタートしましょう。
1日何問ペースで進めるのが現実的か
では、具体的に「1日何問」進めればよいのでしょうか。あなたの現在の状況や、確保できる勉強時間に合わせて3つのパターンをシミュレーションしてみます。
パターンA:じっくり基礎固め(1日3〜4題)
部活が忙しい高1・高2生向け。1年で約1,000題を消化するペースです。無理なく続けられますが、復習のタイミングを逃すと最初にやった内容を完全に忘れてしまうリスクがあります。
パターンB:標準的な受験生(1日10題)
部活引退後の高3生や、数学に力を入れたい高2生向け。約3〜4ヶ月で全範囲を1周できます。これはかなり現実的かつ効果的なペースで、記憶の定着もしやすい推奨ラインです。
パターンC:短期集中・浪人生(1日20題以上)
夏休みや直前期に一気に詰め込む場合。約1.5ヶ月で1周できますが、相当な覚悟と体力が必要です。消化不良を起こさないよう注意が必要です。
個人的には、「1日10題」をコンスタントに続けるのが最もバランスが良いと考えています。これなら週末に予備日を設けても、半年以内に2周目に入ることが可能です。
青チャートはいつまでに終えるべきか
ゴールラインの設定も重要です。「受験当日までに終わればいい」と考えていると、過去問演習の時間が確保できず、合格は遠のきます。
理想的なデッドラインは、「高3の夏休み前」までに例題の1周目を終えていることです。夏休みは、苦手分野の総復習や、実践的な演習問題(入試標準レベル)に取り組むための貴重な時間です。もし今が高2の冬なら、今すぐスタートして春までにI+Aを完璧にするくらいのスピード感が必要ですね。
理系で数学III+Cが必要な場合、現役生は学校の進度も遅れがちです。先取り学習をしてでも、高3の9月には過去問に入れる状態を作っておかないと、理科科目の勉強時間が圧迫されてしまいます。
そもそも例題だけでいいのかという疑問
「練習問題やEXERCISEまでやらなくていいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。結論から言えば、まずは「例題だけ」で全く問題ありません。
チャート式の真価は、網羅された「解法パターン」を辞書のようにインプットできる点にあります。例題にはその単元で習得すべきエッセンスが凝縮されており、解説も最も丁寧です。中途半端に練習問題に手を出して進度が遅れるよりは、例題だけを高速で周回し、解法の引き出しを増やす方が、偏差値アップには直結しやすいのです。
例題だけで偏差値はどこまで伸びるか
例題を「完璧に(=問題文を見た瞬間に解法が浮かび、最後まで計算できる状態)」仕上げた場合、どのくらいの大学レベルに対応できるのでしょうか。
一般的に、青チャートの例題マスターレベルであれば、偏差値60前後、MARCHや地方国公立大学の入試問題には十分対応可能と言われています。日東駒専レベルであれば、お釣りが来るほどの実力がつきます。
ただし、旧帝大や早慶の理系学部を目指す場合は、例題だけでは思考力や計算の工夫といった面で不足する可能性があります。それでも、その上のレベル(赤チャートや「1対1対応の演習」など)に進むための基礎体力としては、青チャートの例題は不可欠な土台となります。
共通テストで高得点を狙う追加演習
共通テストに関しては、少し注意が必要です。チャート式の例題は「記述式」の典型問題が中心ですが、共通テストは「誘導に乗る力」や「文章を読み解く力」が問われます。
チャートの例題で基礎知識(道具)を揃えた後は、必ず共通テスト形式の予想問題集や過去問を使った「使いこなす練習」を追加してください。例題だけで知識は十分ですが、形式慣れしていないと「知っているのに解けない」という現象が起きます。例題マスター後は、速やかに実戦演習へ移行しましょう。
「チャート例題だけを何日」で終わらせるための独学の壁
計画は完璧でも、実行できなければ意味がありません。ここからは、多くの受験生がぶつかる「独学の壁」と、それを乗り越えるための具体的なノウハウについてお話しします。
チャート学習が終わらない人の特徴
チャート式が「終わらない」人には、共通する特徴があります。それは「真面目すぎて、1問に時間をかけすぎている」ことです。
「自力で解けるまで考えないと力がつかない」と思い込み、1問に15分も20分も悩んでいませんか? 分厚いチャート式でこれをやると、1日3問進めるのも苦痛になり、間違いなく挫折します。チャート式は「思考力を鍛える本」ではなく、「解法パターンを暗記する本」と割り切る意識転換が必要です。
挫折しないための正しい勉強法とは
挫折を防ぎ、爆速で進めるためのルールはシンプルです。「3分考えてわからなければ、すぐに答えを見る」。これに尽きます。
効率的な学習ステップ
- 問題を読む。
- 3分間、解法の方針を考える(図を描く、式変形を試す)。
- 方針が立たなければ、すぐに解説を読む。
- 解説を理解したら、必ずその場で解説を隠して自力で解き直す(再現する)。
「答えを見て写すだけ」では意味がありませんが、「理解してから自力で再現する」なら、それは立派な学習です。このサイクルを回すことで、1時間で10問近く進めることも可能になります。
最短で終えるなら何周するのが最適か
「何日で終わるか」と同様に「何周すればいいか」も重要です。私の経験上、最低でも3周は必要です。
- 1周目:解ける問題と解けない問題の仕分け。解けない問題は解説を読んで理解し、再現する。
- 2周目:1周目で間違えた問題(×印)のみを解く。
- 3周目:2周目でも間違えた問題を解く。
このように、周回するごとに解く問題数を減らしていく「濃淡をつけた学習」が最短攻略のコツです。すべての問題を毎回解く必要はありません。わかっている問題に時間を使わず、できない問題を潰すことに全力を注ぎましょう。
計画倒れを防ぐプロの学習管理術
ここまで読んでも、「自分一人でそのスケジュールを管理しきれる自信がない」「どうしてもサボってしまいそう」という不安があるかもしれません。実際、独学で最も難しいのは勉強そのものではなく、「計画通りに実行し続ける自己管理」です。
もしあなたが、自分で計画を立てて修正しながら進めるのが苦手だと感じるなら、学習管理を専門とするプロの力を借りるのも賢い選択です。例えば、「東大毎日塾」のようなオンライン個別指導塾では、志望校合格から逆算した完全オーダーメイドの学習計画を立ててくれます。
東大毎日塾のここがすごい
- 受験を極めた東大生メンターが、あなたの専属で毎日伴走。
- 「今日はチャートの何番から何番まで」といった具体的な日々のタスク管理。
- 学習管理アプリでの声かけで、計画倒れを未然に防ぐ。
- わからない問題は24時間365日チャットで質問し放題。
「何をいつまでにやるか」が明確になり、監視(良い意味での)の目があるだけで、学習の継続率は劇的に上がります。14日間の無料体験や返金保証もあるようなので、計画倒れで時間を無駄にする前に、一度相談してみるのも手です。
「チャート例題だけを何日」で終わらせる鍵
最終的に、チャート式の例題学習を成功させる鍵は、「完璧主義を捨てて、回転数を上げること」と「徹底的なスケジュール管理」の2点に集約されます。
1周で完璧にしようとせず、忘れることを前提に何度も塗り重ねていくイメージを持ってください。そして、そのプロセスを日々の生活に落とし込み、淡々と実行する。これさえできれば、数学の偏差値は確実に上がります。今日から早速、カレンダーに「チャート完了日」を書き込み、最初の一歩を踏み出してみましょう。