医学部や東大に合格するための大学受験 英語学習ロードマップ

  • 英語の効果的かつ効率的な勉強法を知りたい….
  • 色んな教材、色んな勉強法があるけど、結局どれをどのように勉強すればいいのかわからない….
  • これから医学部や東大を目指す人が何をやればいいのか詳しく教えて….!

医学部や東大のような難関大受験において最も重要な科目が英語です。

非効率な方法で英語を勉強していると、『毎日頑張って英語を勉強しているのに成績が全然上がらない』という状況に陥ることがあります。

また、英語は英単語や英文法など覚えるべきことが多い科目なので、暗記の仕方で困っている人も多いでしょう。

そこでこの記事では、医学部や東大のような難関大を志望している人向けどのような教材をどのような順序とやり方で使っていけば成績を上げられるのかできるだけ精神的・身体的負担をかけずに効率よく暗記する方法を紹介します。

この記事を参考にして日々の英語学習を継続すれば、遠回りなやり方で英語の勉強をして、時間を無駄にしてしまうことはないはずです。

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目次

英語学習の順序は単語→文法→英文解釈→長文読解

英語の勉強を始める前に知っておいてほしいことは大学受験における英語学習の全体像です。

全体像がわからないまま学習を進めると、間違った方向を向いてしまい時間を無駄にしてしまいます。

大学受験対策の英語学習には、効率を高めるための正しい学習の順序があります。

英語学習は英単語→英文法→英文解釈→長文読解の順に行います。

ピラミッドの下から学習していかないと英語力は効率良くは積み上がっていきません。

一番最初に取り組むべきなのは英単語です。英熟語も含まれます。

なぜなら、単語の意味がわからないと、英文法、英文解釈、長文読解の勉強の効率が悪くなるからです。

例えば、長文読解の学習をしている時に知らない単語が多いと、単語の意味を調べるだけで膨大な時間を要してしまいます。

取り組むことができる英文解釈や長文読解の学習のレベルは英単語のレベルに依存します。

語彙力が低い人は英単語を覚えない限りいつまでたっても、英語学習のレベルを上げることができません。

つまり、英単語を覚えないと英語の勉強を先に進めることはできないので、一番最初に取り組まないといけません。

英単語の次に学習しないといけないのは英文法です。

英文法とは簡単に言うと単語の並べ方のルールのことです。英文法を理解しないと英文は読めません。

したがって、英文法の勉強は長文読解や英文解釈の勉強の前に一通りやっておくべきことです。

英単語と英文法の基礎を固めることができた場合、次に英文解釈の学習を行います。

英文解釈とは?

英文解釈とは英文を品詞や節などの文構造に着目しながら、英文の意味を正しく理解することです。

英文を一文ずつ理解することができれば、和訳はもちろん出来るようになりますし、英文の集合である長文も理解できるようになります。

英文解釈の技術を身につけ、一文ずつ英文を理解できるようになった後にやっとトレーニングするべきなのが長文読解。

このように基礎から積み重ねていくイメージで学習を進めていくと効率的に英語の成績を上げることができます。

入試問題を解くためには、リスニング対策や英作文対策も別途必要です。しかし、これらの力は今回紹介する単語→文法→英文解釈→長文読解の学習と並行して鍛えることができます。

👉結論

英語学習は英単語→英文法→英文解釈→長文読解の順に進める。

医学部や東大に受かるための英語学習5STEP

本記事の内容
  • 東大/医学部志望なら英語学習を始める前に知っておくべき前提知識
  • できるだけ精神的・身体的負担をかけずに効率よく英単語を暗記する方法
  • おすすめの英単語帳3選
  • おすすめの英文法インプット・アウトプット教材
  • 長文読解力を上げるための2つの読み方
  • おすすめの長文問題集と効果的な学習の進め方
  • リスニング力向上のための日々やるべき習慣とリスニング教材のやり込み方
  • 和文英訳&英作文のおすすめ教材とそれに取り組む前にやるべきこと
  • 英語力を伸ばす上で必要な基本的な考え方

医学部/東大受験のための英語学習5ステップを簡単に図にするとこんな感じです。

それでは、詳しく説明していきます。

音読は最強のリスニング対策であり、音読のために発音記号は必要

英語学習を始める前に知っておいた方がいい前提知識として発音記号があります。

発音記号の重要性に気が付かず、発音記号を読めない人は多いのではないでしょうか。

『大学受験にスピーキングはないので、発音記号は必要ないのでは?』という考えは誤りです。

なぜなら、英語力向上には音読が必須であり、正しい発音で音読するために発音記号を知っておく必要があるからです。

英語学習において”音”は英語力向上に大きく関わるキーファクターです。

例えば、新しい英単語を覚える時は単語を繰り返し音読することが一番簡単な方法です。

単語の正しい発音を知らないまま、音読を繰り返すと効果は半減してしまうどころか、正しい英語が聞き取れなくなってしまいます。

音読はリスニング対策としても非常に重要なため、特に国公立医学部志望者や東大志望者は避けて通ることはできません。

リーディングの配点リスニングの配点
センター試験200点50点
共通テスト100点100点

センター試験から共通テストに変わってから、リスニングの重要性は以前より増しています。

日頃の学習からどれだけ”音”に触れられているかがリスニング力向上のカギです。

発音記号の勉強自体はそこまで大変ではなく、数時間あれば一通りできます。

どんな発音記号があってどんな発音なのかを一通り目を通しておくだけで大丈夫です。

よく単語帳には単語とともに発音記号が書いてあります。それが読めるようになれば十分です。

また、発音記号を忘れてしまってもその度に調べて音読するということを繰り返していけば自然と覚えていきます。

大学受験のための英語学習では、細かい発音の違いを完璧に再現する必要はありません。

以下のサイトで無料で発音記号を学習することができます。発音記号がまとまっている本を1冊用意してもよいです。

『グランドセンチュリー英和辞典 第 4 版』「発音解説」

👉結論

  • 単語帳に単語と一緒に書かれている発音記号が読める程度に発音記号を知っておく
  • 正しい発音で音読をすることが英語力向上のカギ

英単語

結論
  • おすすめの英単語帳1冊目は「システム英単語」
  • 東大や難関医学部志望は2冊目に「鉄壁」
  • 英熟語をさらに強化したい人は「解体英熟語」

英語学習で一番最初に手をつけるべきことが英単語です。

これから大学受験のための英語学習を本格的に始めようという方はまず1冊英単語帳を完璧にしてください。

1冊目の英単語帳はだらだらと何ヶ月もかけてやるものではありません。1,2ヶ月で一気に覚えます。

最初の1,2ヶ月は英単語に勉強時間の全てをかけていいくらいです。

英単語帳1冊分の英単語を1,2ヶ月で一気に覚えるのに役立つのが「Anki」。

ankiとは

ankiとは、分散学習ができるフラッシュカードアプリです。

分散学習とは学習後、一定期間を開けて復習を繰り返し、 復習間隔を伸ばしていく学習法です。 少ない復習回数で脳に記憶が定着し、半年後、一年後も記憶を保ち続けることができます。

ankiの最大の特徴はそれぞれのカードの習熟度に合わせて適切な復習のタイミングを管理してくれるという点です。

ankiではカードの思い出しやすさで次の復習のタイミングが決まります。

覚えにくいカードは頻繁に復習し、簡単に記憶できたカードは時間をあけて記憶を確認するという復習周期を自動で設定してくれます。

エビングハウスの忘却曲線は、心理学者エビングハウスが中長期記憶の保持期間を表したグラフです。

このグラフの通り、忘れかけたタイミングで復習をするのが一番復習効率が良いのがわかります。

ankiは分散学習をできるようにプログラムされているので、多量のカードを持っていても、結果として一日の復習量は散らばって、負担を軽減してくれます。

復習効率が非常に高いので、紙の単語帳、赤シート、紙のフラッシュカードを使って覚えるより圧倒的に短時間で大量の英単語を覚えられるようになります。

ankiの詳しい使い方については下記の記事をご覧ください。

ちなみにこのankiは英語学習者や勉強熱心な医学生でよく使われています。今回紹介した機能以外にも様々な機能がankiにはあるので、使い慣れてきた頃にインターネットで色々調べてみるといいかもしれません。

ankiについてYouTubeで詳しく説明している方がいたので、こちらの動画もご覧ください。

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