こんにちは。勉強攻略ドットコム、運営者の「K」です。
「スタディサプリで先取り学習って本当にできるの?」「中高一貫校の進度に合わせた使い方がわからない」。先取り学習に関心のある高校生や中高一貫校生、あるいはその保護者の方からよくこうした相談を受けます。
私自身、中学時代にZ会の通信教育で先取り学習をしていた経験があり、それが東大理三の現役合格に大きく貢献したと実感しています。6年間の受験指導でも、早い段階で先取りを始めた生徒ほど難関大に合格する確率が高い傾向を見てきました。スタディサプリは月額約2,000円で全学年の講座が見放題のため、先取り学習のツールとしては非常に優れています。
この記事では、スタディサプリで先取り学習する具体的な方法と、中高一貫校生ならではの使い方を、私の体験と指導経験をもとに解説します。
- スタサプが先取り学習に最適な理由と仕組み
- 数学・英語・理科の科目別先取りルートとペース
- 中高一貫校生と公立校生で異なる使い方
- 先取り学習で失敗しないための注意点と対策
スタディサプリで先取り学習するメリットと仕組み
まずは、スタサプがなぜ先取り学習に向いているのか、その仕組みと先取りで優先すべき科目を整理します。
全学年の講座が見放題で先取りに最適な理由
スタディサプリの最大の特徴は、月額2,178円(税込)で小学4年生から高3・大学受験講座まで全学年・全科目の授業動画が見放題であることです。どの学年の講座で申し込んでも、他の全学年の講座にアクセスできます。追加料金はかかりません。
つまり、中学1年生でも高校講座の数学IAを受講できますし、高1生が高3向けの大学受験講座を見ることもできます。逆に、高校生が中学の苦手範囲に戻って復習することも自由です。
先取り学習にスタサプが向いている理由
- 全学年の講座にアクセスでき、追加料金なしで先取り可能
- 1講義約10〜15分の短い動画で、学校の宿題と両立しやすい
- プロ講師の授業で独学でも体系的に理解できる
- 月額約2,000円で塾(月3〜5万円)の10分の1以下のコスト
- 苦手な部分は下の学年に戻って復習でき、穴を埋めやすい
先取りすべき科目の優先順位
先取り学習で最も重要なのは「全科目を均等に先取りする」のではなく、英語と数学を最優先で先取りすることです。
なぜなら、英語と数学は「積み上げ型」の教科であり、基礎が不十分なまま先に進むと後の単元が理解できなくなるからです。逆に言えば、この2科目を早期に仕上げておくと、高3になったときに他の科目に時間を回すことができ、受験勉強全体に余裕が生まれます。
| 優先順位 | 科目 | 先取りの理由 | 開始時期の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | 英語 | 積み上げ型で短期間では伸びない。配点も高い | できるだけ早く |
| 2 | 数学 | 積み上げ型。中学数学の完成度が高校数学を決定する | できるだけ早く |
| 3 | 理科(物理・化学) | 理系は高2から本格化しないと間に合わない | 高2前半〜 |
| 4 | 社会 | 暗記中心で短期集中で伸ばせる | 高2後半〜高3 |
6年間の指導経験から言えば、早期に英語と数学の基礎を固めた生徒は、高3になってからの伸びが全く違います。高2終了時点で英語・数学の受験範囲がほぼ完了している状態を作れれば、難関大合格への道筋が大きく開けます。
中高一貫校生と公立校生で使い方はどう違うか
中高一貫校と公立校では学習進度が大きく異なるため、スタサプの使い方も変わってきます。
| 項目 | 中高一貫校 | 公立校 |
|---|---|---|
| 学校の進度 | 中2で中学範囲終了→中3から高校内容 | 各学年の範囲をその学年で履修 |
| スタサプの位置づけ | 速い進度に追いつく復習ツール+さらなる先取り | 遅い進度を補う先取りの主力ツール |
| 主な活用場面 | 予習・復習・定期テスト対策・苦手の遡り学習 | 1〜2学年先の内容を自主的に先取り |
| 最大のメリット | 学校の独自教材でわからない単元をスタサプで補完 | 学校では終わらない範囲を先取りで受験に間に合わせる |
中高一貫校生の場合、学校が「体系数学」や「NEW TREASURE」などの独自教材を使うことが多く、スタサプの講座と単元の順序が一致しないことがあります。ただし、スタサプは単元ベースで講座を選べるため、「今学校で習っている範囲」に対応する講座をピンポイントで受講すれば問題ありません。
公立校生の場合は、学校の進度が遅いことが最大の課題です。特に理系受験生は、公立校のペースだと高3秋まで数学IIICが終わらないケースがあり、過去問演習の時間が確保できません。スタサプで1〜2年先の内容を先取りすることで、このハンデを解消できます。
スタディサプリを使った先取り学習の具体的な進め方
ここからは、科目別の具体的な先取りルートと受講ペースを紹介します。「何を」「どの順番で」「どのくらいのペースで」進めればいいかを明確にします。
数学の先取りルートと受講ペース
数学は先取りの効果が最も大きい科目です。中学数学→高校数学への接続をスムーズにするため、以下のルートを推奨します。
数学の先取りルート
- ステップ1:中学数学の総復習(スタサプ中学講座 or 中学総復習数学)
- ステップ2:高1ベーシックレベル数学IA → 基礎の概念理解
- ステップ3:高1スタンダードレベル数学IA → 入試基礎レベルの定着
- ステップ4:数学IIBへ進む(同様にベーシック→スタンダード)
- ステップ5:理系は数学III+Cへ(高2終了時に完了が目標)
受講ペースの目安は、1日1〜2講義(50〜90分)です。週5日ペースで進めると、1学年分を約3〜4ヶ月で完了できます。中学2年生が高校範囲を始めた場合、高2の終わりまでに数学IIICまで完了できる計算です。
私が受験生時代に最も数学力を向上させたのは、サクシードで教科書レベルを固めた後に1対1対応の演習に取り組んだ段階です。スタサプで理解した内容を、教科書傍用問題集や1対1で演習することで「わかる」を「解ける」に変えていくことが大切です。
英語の先取りルートと受講ペース
英語の先取りは、まず英文法を体系的に固めることから始めます。
英語の先取りルート
- ステップ1:高1ベーシックレベル英語<文法・読解編> → 高校英文法の全体像をつかむ
- ステップ2:高3スタンダードレベル英語<文法編>(関正生先生)→ 受験英文法を体系的に理解
- ステップ3:関先生の英文解釈編 → 文法を読解に活かす力を養う
- ステップ4:肘井学先生の読解編 → 長文読解の方法論を習得
受講ペースは1日1〜2講義(40〜60分)が目安です。英文法の全範囲は約2〜3ヶ月で一通り終えられます。
私は中学時代にZ会の通信教育と英検対策で英語の先取りをしていました。中3で英検1級に合格できたのも、早い段階で英文法の土台を固めていたからです。高校に入ってからスタサプの関正生先生のトップレベル英語<文法編>を受講した際も、中学時代の先取りが土台になっていたことで、受験英文法を短期間で仕上げることができました。
英語の先取りで最も重要なのは、英文法を「なんとなく」ではなく「本質から」理解することです。関先生の講座は丸暗記を排除し、文法の核心を教えてくれるので、先取り学習にも最適です。
理科の先取りはいつから始めるべきか
理科(物理・化学)の先取りは、英語・数学ほど早期から始める必要はありませんが、理系受験生は高2の前半から本格的に始めるべきです。
なぜなら、理科は高3の夏以降に過去問演習に入る必要があり、それまでに全範囲のインプットを終えておかなければならないからです。学校の進度だけに頼っていると、高3の秋まで範囲が終わらないリスクがあります。
スタサプの化学講座(坂田薫先生)は理論→無機→有機と体系的に学べる構成になっており、先取りにも使いやすいです。私自身、スタサプの化学講座を受講して「定期試験レベルは解けるがきちんと理解できていなかった」部分が基礎からしっかり理解できるようになった経験があります。
理科の先取りスケジュール目安
- 高2春〜夏:スタサプで理論化学の基礎を先取り。物理は力学の基本から
- 高2秋〜冬:化学の無機・有機、物理の波動・電磁気に進む
- 高2の3月末まで:全範囲の1周目を完了する
- 高3:2周目の復習+問題集での演習に集中
先取り学習で失敗しないための注意点
先取り学習は正しくやれば大きなアドバンテージになりますが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。6年間の指導で見てきた失敗パターンをもとに、注意点を整理します。
先取り学習の3大失敗パターン
- 理解が浅いまま先に進む:動画を見ただけで「わかった気」になり、問題が解けないまま次の単元へ。特に数学は基礎の穴が後から致命傷になる
- 先取りに夢中になって学校の成績が下がる:定期テスト対策をおろそかにして内申が下がる本末転倒パターン
- 計画なしに闇雲に進める:何をいつまでに終わらせるかの目標がないため、ペースが安定せず三日坊主になる
対策としては、「確認テストで7割以上取れたら次に進む」というルールを設けること、学校の定期テスト2週間前からは先取りを一旦止めてテスト対策に集中すること、そして月単位の先取り計画を立てることが有効です。
先取りの理想的なペースは「学校の授業の1ヶ月先を予習する」程度です。それ以上先に進めるのは数学と英語に限り、他の科目はまず学校の授業を確実に理解することを優先しましょう。
スタディサプリの先取り学習をさらに効果的にする方法
スタサプで先取りの「理解」ができたら、次は「定着」のステップが必要です。ここでは、先取り学習の効果を最大化するための具体的な方法と、計画立案に不安がある場合の解決策を紹介します。
問題集との併用で先取りの質を高める
先取り学習で最も気をつけるべきは、「動画を見ただけで先に進んでしまう」ことです。スタサプで理解した内容は、必ず問題集で演習して定着させてください。理解と定着は別のプロセスであり、演習なしに先取りを進めても穴だらけの知識にしかなりません。
| 科目 | 先取りの段階で併用すべき教材 |
|---|---|
| 数学 | サクシード・4STEP等の教科書傍用問題集 → 青チャートへ接続 |
| 英語 | 頻出英文法・語法問題1000 / 英文法ポラリス+鉄壁等の単語帳 |
| 化学 | セミナー化学 → 化学重要問題集 |
| 物理 | 物理のエッセンス → 良問の風 → 名問の森 |
先取りのサイクルは「スタサプで1単元の講義を視聴 → テキストの確認問題を解く → 問題集の同じ範囲を演習 → 間違えた問題を翌日解き直す」の4ステップです。このサイクルを回しながら先に進めていけば、知識が確実に定着します。
スタサプのおすすめ講座の詳細については、スタディサプリ受講者が教えるおすすめの大学受験講座で網羅的に紹介しています。
先取りの計画立案に不安がある人への解決策
先取り学習で最も難しいのは、実は「何を先取りするか」ではなく「いつまでに何を終わらせるかの計画を立てて実行すること」です。
6年間の指導で、先取りに失敗する生徒の大半は「計画なしに闇雲に動画を見ている」パターンでした。やる気はあるのに、何からどの順番で進めればいいかがわからず、結局中途半端になってしまうのです。
もし先取りの計画立案に不安がある場合は、東大毎日塾のような学習管理型のサービスとの併用が効果的です。専属の東大生メンター(150人以上在籍、採用率20%以下)が、あなたの現在の学力と志望校に合わせて「いつまでにスタサプのどの講座を終わらせるか」「どの問題集にいつ移行するか」を含めたオーダーメイドの先取りスケジュールを作成してくれます。
- 年間・週間の先取りスケジュールを個別に作成
- 毎日の進捗管理で計画倒れを防止
- 先取りで分からなくなったら365日質問し放題
- 志望校合格率90.3%(2025年度実績)
「スタサプでインプット、東大毎日塾で先取りの計画管理と質問対応」という組み合わせは、中高一貫校生や早期から難関大を目指す受験生にとって、コストを抑えながら質の高い先取り学習を実現できる選択肢です。まずは無料相談で、今後の先取りスケジュールをプロに相談してみてください。
スタディサプリの先取り学習と中高一貫生の使い方まとめ
スタディサプリは月額約2,000円で全学年の講座が見放題という仕組みにより、先取り学習に最適な教材です。特に、中高一貫校の速い進度についていくためのフォローツールとしても、公立校の遅い進度を補う先取りツールとしても、幅広く活用できます。
この記事のまとめ
- 先取りすべき科目の優先順位は、英語→数学→理科→社会の順
- 数学は1日1〜2講義ペースで、約3〜4ヶ月で1学年分を先取り可能
- 中高一貫校生は「学校進度の補完+さらなる先取り」、公立校生は「先取りの主力ツール」として活用
- 理解が浅いまま先に進む失敗を防ぐため、必ず問題集で演習をセットにする
- 先取りの計画立案が難しい場合は、学習管理サービスとの併用で計画倒れを防げる
先取り学習は、正しい方法で早くから始めれば始めるほど、受験本番でのアドバンテージが大きくなります。まずはスタサプの14日間無料体験で、今の自分に必要な講座を1つ視聴してみてください。「学校の授業よりわかりやすい」と感じたら、先取りの第一歩です。
英語の具体的な学習ルートについては、医学部や東大に合格するための大学受験 英語学習ロードマップも参考にしてみてください。
