こんにちは。勉強攻略ドットコム、運営者の「K」です。
「英語の勉強法がわからない」「何から手をつければいいの?」「勉強しているのに偏差値が上がらない」――大学受験の英語は、正しい順序で学習すれば着実に伸びる科目ですが、順序を間違えると膨大な時間を無駄にしてしまいます。
私自身、中学時代にZ会の通信教育で英語の基礎を固め、中3で英検1級に合格しました。その後、鉄壁やスタディサプリの文法講座などを活用して東大理科三類に現役合格しています。また、6年間の受験指導の中で、英語が苦手だった生徒を数多く指導してきました。その経験から言えることは、英語は「才能」ではなく「正しい順序と継続」で伸びるということです。
この記事では、大学受験の英語勉強法を偏差値帯別に体系的に解説します。何から始めるべきか迷っている方も、勉強しているのに伸びないと感じている方も、この記事を読めば今日から何をすべきかが明確になるはずです。
- 英語学習の5つの柱と正しい学習順序
- 偏差値40〜70以上まで段階別の具体的な勉強法
- 英単語・英文法・長文読解の分野別学習テクニック
- 高1から高3までの時期別学習スケジュール
大学受験の英語は「正しい順序」で勉強すれば伸びる
英語は数学と並んで大学受験の要となる科目です。共通テストでは200点満点(リーディング100点+リスニング100点)、二次試験でも多くの大学で英語が高い配点を占めています。東大では個別試験の約33%、慶應法学部では全体の50%が英語の配点です。つまり、英語の出来が受験全体の結果を大きく左右します。
英語学習の5つの柱と学習順序
大学受験の英語は、大きく5つの柱に分かれます。そして、この5つには取り組むべき順序があります。
| 順序 | 分野 | 身につく力 | 目安期間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 英単語・熟語 | 語彙力(すべての土台) | 高1〜高3夏まで継続 |
| 2 | 英文法 | 文の構造を理解する力 | 2〜4ヶ月で1周目完成 |
| 3 | 英文解釈 | 1文を正確に読む力 | 2〜3ヶ月 |
| 4 | 長文読解 | 文章全体を速く正確に読む力 | 3ヶ月〜受験直前まで |
| 5 | リスニング | 聞き取る力(並行して継続) | 高1から少しずつ |
最も重要なのは「1→2→3→4」の順序を守ることです。単語がわからなければ文法を理解できませんし、文法がわからなければ英文を正確に解釈できません。英文が読めなければ長文問題は解けません。この積み上げ構造を無視して、いきなり長文読解に手を出すのは、英語が伸びない人の最も典型的な失敗パターンです。
リスニングは例外で、高1から少しずつ耳を慣らしておくのがベストです。ただし、本格的なリスニング対策は単語・文法がある程度固まってから(高3の夏以降が目安)で問題ありません。
英語の成績が伸びるまでの期間と学習時間の目安
英語は「すぐには伸びないが、正しく続ければ必ず伸びる」科目です。一般的な目安として、学習を始めてから成績に反映されるまで3〜6ヶ月かかると考えてください。
| 目標 | 必要な学習時間の目安 | 期間の目安(1日3時間の場合) |
|---|---|---|
| 偏差値40→50 | 約150〜200時間 | 約2〜3ヶ月 |
| 偏差値50→60 | 約250〜350時間 | 約3〜4ヶ月 |
| 偏差値60→70 | 約400〜500時間 | 約5〜6ヶ月 |
これはあくまで目安ですが、英語に限らず「勉強時間と成績は比例しない」ことを理解しておくことが大切です。正しい方法で学習しないと、何百時間費やしても偏差値は上がりません。逆に、正しい順序で効率よく学習すれば、上記の時間よりも短期間で成果を出すことも可能です。
偏差値帯別の英語勉強法
「何をすればいいか」は、今の自分のレベルによって異なります。ここでは偏差値帯別に、具体的にやるべきことを整理します。
偏差値40〜50:中学英語の復習と基礎固め
偏差値40台は、中学英語の基礎が不完全な状態です。この段階で高校の参考書に手を出しても効果は薄いので、まずは中学レベルに戻る勇気を持ってください。
やるべきこと
- 中学英単語の総復習:中学で習う約1,200語を確実に覚える。「英語→日本語」が瞬時に出る状態にする
- 中学英文法の復習:be動詞・一般動詞の区別、時制(現在・過去・未来・現在完了)、受動態、不定詞・動名詞、関係代名詞。ここが曖昧だと高校英語は絶対に理解できない
- 簡単な短文を読む練習:教科書レベルの英文を音読し、「英語の語順のまま意味を取る」練習をする
偏差値40台の人が最初にやるべき最も大切なことは、「中学に戻ることを恥ずかしいと思わない」ことです。6年間の指導で偏差値を大きく伸ばした生徒は、例外なく基礎からやり直した人たちです。焦って先に進むより、土台を固める方が圧倒的に早く伸びます。
偏差値50〜60:単語・文法の完成と英文解釈への移行
偏差値50台は、基礎はあるが「読める英文と読めない英文の差が大きい」段階です。この段階の目標は、単語帳と文法問題集をそれぞれ1冊完成させ、英文解釈の学習に入ることです。
やるべきこと
- 単語帳を1冊仕上げる:ターゲット1900やシステム英単語など、受験用単語帳を1冊選び、全単語を「英語→日本語」で即答できる状態にする。目安は1日100語ペースで見て覚え、5周以上繰り返す
- 文法問題集を1冊仕上げる:Next StageやVintageなどの網羅系問題集を、全問正解できるまで繰り返す。4周が目安
- 英文解釈に入門:「英文解釈の技術 基礎70」などで、SVOCの構造を意識して1文を正確に読む練習を始める
この段階で特に効果的だったのが、私が実際に受講したスタディサプリの高3トップレベル英語<文法編>です。関先生の講座は、文法を丸暗記ではなく「なぜそうなるのか」から理解させてくれるので、文法を感覚的にしか理解できていなかった状態から、自信を持って正解を選べるようになりました。月額約2,000円で全科目の講座が見放題なので、参考書だけでは理解しにくい単元がある方にはコストパフォーマンスの高い選択肢です。
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14日間の無料体験を試してみる 14日間の無料体験あり偏差値60〜70:長文演習と英作文・リスニングの強化
偏差値60を超えると、基礎力は十分にあります。ここからは応用力を鍛えるフェーズです。長文読解の演習量を増やしつつ、英作文やリスニングなど「アウトプット系」の対策にも手を広げていきます。
やるべきこと
- 長文読解の演習量を増やす:「やっておきたい英語長文500/700」「英語長文ポラリス」などで、毎日1題ペースで長文を解く。解いた後の復習(構文分析・音読)が最も重要
- 英文解釈の上級書に取り組む:「ポレポレ英文読解プロセス50」や「英文読解の透視図」で、複雑な構文を正確に読み解く力を鍛える
- 英作文の基礎を固める:例文暗記から始める。私が使った「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」は、100の例文を覚えるだけで英作文の土台ができる優れた教材です
- リスニング対策を本格化:シャドーイングと音読を毎日15〜20分。使う教材は長文読解の復習素材でOK
偏差値60→70の壁は「演習量」で突破します。この段階では新しい知識を入れるよりも、すでに持っている知識を使いこなす練習が重要です。長文を解いて、解説を読んで、音読して、を毎日繰り返してください。
偏差値70以上(東大・医学部レベル)を目指す方は、過去問演習が中心になります。東大なら要約問題・英文和訳・リスニング・英作文、医学部なら長文読解の速度と正確性が求められます。具体的な参考書ルートについては英語学習ロードマップの記事で詳しく解説しています。
分野別の具体的な勉強法
ここからは、英語の主要3分野について、具体的な勉強テクニックを解説します。
英単語の覚え方と単語帳の使い方
英単語は英語学習のすべての土台です。単語力がなければ、文法も長文も何もできません。
おすすめの暗記法:「テスト式」×「高速周回」
英単語の暗記で最も効率が良いのは、「1日に大量の単語を見て、何周も繰り返す」方法です。1日10語ずつ丁寧に覚えるよりも、1日100語を一気に見て5周する方が、脳科学的にも記憶に定着しやすいことがわかっています。
- 1周目:英語→日本語を見て、知らない単語にチェックを付ける(1単語3秒ペース)
- 2周目以降:チェックの付いた単語だけを重点的に見る。3秒で意味が出なければ即答えを見る
- 5周目以降:自分でテスト。英語を見て日本語が瞬時に出るかチェック
私が受験で使った「鉄壁(鉄緑会東大英単語熟語)」は、語源やイメージで覚える工夫がされており、単純な暗記が苦手な人にも向いています。ただし、どの単語帳を使うかより、1冊を完璧にやりきることの方がはるかに重要です。
英文法の効率的な学習法
英文法は「理解→定着→実践」の3段階で学習します。
ステップ1:理解(インプット)
まずは文法の「なぜ」を理解します。教科書や文法書(Evergreenなど)の解説を読むか、スタディサプリなどの映像授業で学びます。この段階では問題を解く必要はなく、「なるほど、そういうことか」と腑に落ちることが目標です。
ステップ2:定着(アウトプット)
理解した内容を、問題集(Next Stage/Vintage等)で定着させます。1周目は間違えて当然です。大切なのは、間違えた問題に印をつけて、2周目以降に重点的に取り組むこと。4周すれば、ほぼすべての問題を正解できるようになります。
ステップ3:実践(長文で使う)
文法問題集で正解できるようになっても、長文の中で文法知識を活かせなければ意味がありません。英文解釈や長文読解の中で「あ、これは仮定法の倒置だ」と自然に気づけるようになることが、文法学習のゴールです。
英文解釈と長文読解の力の付け方
英文解釈と長文読解は、英語の成績を最も大きく左右する分野です。
英文解釈:1文を正確に読む力
英文解釈とは、1つの英文のSVOC(主語・動詞・目的語・補語)を正確に見抜き、日本語に訳す力です。単語と文法がわかっていても、複雑な構文になると正しく読めないことがあります。英文解釈の参考書で「構文を見抜く目」を養いましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- 英文を読み、主語(S)と動詞(V)をまず特定する
- 目的語(O)や補語(C)、修飾語句を整理する
- 接続詞や関係代名詞で文がどこまで繋がっているか把握する
- 日本語に訳してみる(書かなくても頭の中でOK)
- 解説と照らし合わせ、自分の解釈にズレがないか確認する
長文読解:文章全体を速く正確に読む力
長文読解で最も大切なのは、解いた後の復習を解くのと同じかそれ以上の時間をかけることです。「解く:復習=3:7」くらいの比率が理想です。
復習の手順は以下の通りです。
- 解答・解説を読み、間違えた問題の原因を分析する(語彙不足?構文ミス?論理展開の見落とし?)
- 本文中のわからなかった単語・構文をすべて調べる
- 本文を最初から通読し、内容を完全に理解する
- 音読を3〜5回繰り返す(速度を意識して)
長文読解の力は「解いた長文の数」ではなく「復習の質」で決まります。雑に10題解くより、1題を丁寧に復習する方が効果的です。特に音読は、速読力・リスニング力・語彙の定着を同時に鍛えられる最強の復習法です。
英語の成績が伸びない人の共通点と対処法
6年間の指導で、英語が伸びない受験生にはいくつかの共通パターンがあることがわかっています。あなたに当てはまるものがないかチェックしてみてください。
よくある5つの失敗パターン
| 失敗パターン | なぜダメか | 対策 |
|---|---|---|
| 単語を覚えずに長文を解く | 語彙がないと推測で読むしかなく、正確に読めない | 最低限の単語帳を1冊仕上げてから長文に入る |
| 参考書を何冊も買い替える | どの本も中途半端で定着しない | 1冊を完璧にしてから次に進む |
| 文法問題は解けるが読解に活かせない | 文法を「知識」としてしか理解していない | 英文解釈で「文法を読解に使う」練習をする |
| インプットばかりでアウトプットしない | 「わかった」と「できる」は違う | 問題演習・音読・テストを毎日行う |
| 復習をせず新しい問題ばかり解く | 同じ間違いを繰り返す | 解いた問題の復習に時間の7割を使う |
「英語が苦手」を克服するための考え方
「自分は英語のセンスがない」と思っている人は多いのですが、英語に特別なセンスは必要ありません。英語は数学のような「ひらめき」ではなく、正しい手順を踏んで積み上げれば確実に伸びる科目です。
英語が苦手な人に最も多いのは、「基礎を飛ばしている」パターンです。中学の文法が曖昧なまま高校の文法をやっても理解できませんし、単語力が不足した状態で長文を読んでも「推測読み」にしかなりません。
苦手を克服するための最善の方法は、「自分がどこでつまずいているか」を正確に把握し、そのレベルまで戻って学び直すことです。ただ、このセルフ診断は意外と難しく、自分では「文法はできている」と思っていても、実は中学レベルに穴があるケースは珍しくありません。
もし「どこからやり直すべきかわからない」と感じているなら、受験のプロに診断してもらうのが最も確実です。東大毎日塾では、専属の東大生メンターがあなたの現在の学力を分析し、どこから始めるべきかを具体的にアドバイスしてくれます。英���が苦手な原因を特定した上で、あなた専用の学習計画を作成してもらえるので、「何をすればいいかわからない」という状態から一気に抜け出せます。
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「いつ何をやるべきか」を時期別に整理します。高1・高2のうちから計画的に取り組めば、高3で余裕を持って過去問演習に入れます。
高1・高2でやるべきこと
高1(英語の土台を作る時期)
- 単語:受験用単語帳に着手。1日50語ペースで見て覚え始める。完成を急ぐ必要はない
- 文法:学校の授業で習う文法を確実に理解する。不安な単元はスタディサプリ等で補強
- リスニング:英語音声に毎日10分でも触れる習慣をつける。教科書のCDや英語のポッドキャストでOK
高2(英文解釈・長文読解に入る時期)
- 単語:単語帳の2〜3周目。「見て即答」できる状態を目指す
- 文法:文法問題集(Next Stage等)で網羅的に演習。高2の終わりまでに1冊完成が目標
- 英文解釈:「英文解釈の技術」シリーズなどに着手。SVOCを意識して精読する力を養う
- 長文読解:短めの長文(300語前後)から始めて、徐々に長さを伸ばしていく
高3の時期別学習計画
| 時期 | メインの学習内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 4〜6月 | 単語・文法の最終仕上げ、英文解釈の完成 | 基礎に穴がないか総点検。苦手分野を潰す |
| 7〜8月(夏休み) | 長文読解の演習を本格化、英作文に着手 | 1日1長文+音読。夏休みは英語力が最も伸びる時期 |
| 9〜10月 | 志望校の過去問に着手、リスニング対策強化 | ���去問で出題傾向を把握。弱点分野を集中対策 |
| 11〜12月 | 共通テスト対策(リーディング+リスニング) | 時間配分の練習を重視。本番形式の演習を繰り返す |
| 1月〜 | 二次試験の過去問演習、直前の弱点補��� | 新しい参考書には手を出さない。今あるものを完璧に |
高3の秋以降に「新しい参考書」を始めるのは原則NGです。消化しきれない参考書が増えると、不安と焦りだけが膨らみます。秋以降は、それまでに使ってきた教材の復習と過去問演習に集中してください。
まとめ:英語は正しい順序と継続で必ず伸びる
この記事の要点を整理します。
- 学習順序の鉄則:単語→文法→英文解釈→長文読解の順番を守る。いきなり長文に手を出さない
- 偏差値帯別にやるべきことは違う:40台は中学に戻る、50台は単語・文法を完成させる、60台は長文演習と音読を増やす
- 1冊を完璧に:参考書を何冊も買い替えず、1冊を4〜5周して完全に定着させる
- 復習が命:解いた問題の復習に時間の7割を使う。特に長文は音読までやって初めて力になる
- 3〜6ヶ月は辛抱:英語は正しく続ければ必ず伸びるが、成果が出るまでに時間がかかる科目
英語は大学受験で最も配点が大きい科目であり、ここを得意にできれば受験全体が大幅に有利になります。正しい順序で、正しい方法で、あとは継続するだけです。
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