英熟語の覚え方とおすすめ参考書|大学受験に必要な熟語対策

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「英熟語って単語とは別に覚えないといけないの?」「熟語帳はどれを選べばいいの?」――英熟語の対策に悩む受験生は多いです。英熟語は英単語ほど注目されませんが、長文読解のスピードや空所補充問題の正答率に直結する重要な分野です。

私は受験時代に「解体英熟語」(Z会)を使って熟語対策を行いました。問題演習型の構成で、穴埋め問題を解きながら自然に熟語が身につく教材です。また、6年間の指導で見てきた限り、熟語を軽視して長文のスピードが上がらない生徒は非常に多いです。

この記事では、英熟語の効率的な覚え方からおすすめの参考書の比較、英単語との優先順位まで、大学受験の熟語対策を網羅的に解説します。

  • 英熟語の効率的な覚え方3パターン
  • おすすめ熟語帳のレベル別比較
  • 英単語と英熟語の優先順位と学習タイミング
  • 解体英熟語の実体験レビュー
目次

英熟語の覚え方とおすすめ参考書|基本知識

英熟語の覚え方にはいくつかの方法があり、自分に合ったアプローチを選ぶことが大切です。ここでは覚え方のパターンと、おすすめ参考書のレベル別比較を解説します。

英熟語の効率的な覚え方3パターン

パターン1: 前置詞のコアイメージで覚える

英熟語の多くは「動詞+前置詞」の組み合わせです。前置詞のコアイメージを理解すると、丸暗記に頼らず論理的に覚えられます。

前置詞コアイメージ熟語の例
on接触・継続go on(続ける)、count on(頼る)
off分離・離脱take off(離陸する)、put off(延期する)
up上昇・完了give up(あきらめる)、make up(作り上げる)
down下降・減少break down(故障する)、turn down(断る)
out外へ・消滅figure out(理解する)、run out(尽きる)

この方法は「システム英熟語」が最も体系的に採用しています。論理的に理解したい人に向いています。

パターン2: 長文・例文の文脈で覚える

文脈の中で出会った熟語は、単独暗記より記憶に残りやすいです。「速読英熟語」は長文を読みながら熟語を覚えるスタイルで、読解力と熟語力を同時に鍛えられます。

パターン3: 問題演習で覚える

穴埋め問題を解きながら覚える方法です。アウトプット(思い出す作業)を伴うため記憶の定着率が高く、入試本番の出題形式にも直結します。私が使った「解体英熟語」はこのタイプの代表格です。

どの覚え方が自分に合うかの判断基準: 論理的に理解して覚えたい人 → パターン1(システム英熟語)、読解力も同時に鍛えたい人 → パターン2(速読英熟語)、実戦形式で覚えたい難関大志望者 → パターン3(解体英熟語)

英熟語のおすすめ参考書をレベル別に比較

教材収録数対象レベル特徴
英熟語ターゲット1000約1,080語共通テスト〜MARCHでる順配列。シンプルで使いやすい王道
速読英熟語約1,080語共通テスト〜難関大長文70本の中で熟語を覚える。2024年大改訂版
システム英熟語約1,500語共通テスト〜早慶前置詞のコアイメージで理解。論理型
解体英熟語1,017語MARCH〜東大問題演習型。入試問題1,000問以上収録
Always1001約1,001語共通テスト〜難関大前置詞の解説が詳しい。河合塾系

偏差値50未満(基礎固め)

まず英単語帳の基礎(1,200語程度)を固めるのが先です。熟語帳に入るのは英単語帳がある程度完成してからで十分です。始める場合はターゲット1000のPart1(絶対覚えておきたい180語)から。

偏差値50〜60(MARCH志望)

ターゲット1000を1冊仕上げるか、速読英熟語で読解力と並行して鍛えるのが効率的です。

偏差値60以上(早慶・東大志望)

解体英熟語が最適です。入試問題を解きながら覚えるスタイルなので、実戦力が身につきます。

解体英熟語の実体験レビュー

私が実際に使った解体英熟語について、具体的な使い方と効果をお伝えします。

解体英熟語は、オモテ面が穴埋め問題、ウラ面が解説と例文という構成です。問題を解くことで「思い出す」作業が自然に発生するため、テスト効果により記憶に定着しやすいのが最大の強みです。

おすすめの使い方

  1. まず必修528語を3周する: 1周目は問題を解いて答え合わせ。2周目は間違えた問題だけ。3周目は全問テスト
  2. 次に重要345語に進む: 必修が8割以上正解できるようになってから
  3. 別冊例文集を音読で復習: 例文を声に出して読むことで、熟語の使い方ごと覚えられる
  4. 前置詞整理ノートで体系的に整理: 巻末の前置詞整理ノートで、同じ前置詞を使う熟語をまとめて復習

解体英熟語の1,017語をしっかり覚えれば、早慶・東大レベルの熟語力は十分です。英語全体の学習の流れについては英語学習ロードマップも参考にしてください。

英熟語の覚え方とおすすめ参考書|実践的な学習法

ここからは、英熟語の学習タイミングや英単語との優先順位、よくある失敗パターンについて解説します。

英単語と英熟語の優先順位

英単語が先、英熟語は後が基本原則です。英熟語は「動詞+前置詞」の組み合わせであり、基礎単語を知らないと理解できません。英単語帳を8割程度覚えた段階で、熟語帳を並行して始めるのが理想的です。

段階やるべきこと時期の目安
1英単語帳1冊を完成させる(8割以上即答)〜高3春
2英熟語帳を開始(必修レベルから)高3春〜夏
3熟語帳を1周完了高3夏
4熟語帳の復習+過去問演習と並行高3秋〜

大学受験に必要な英熟語数の目安

志望校レベル必要な英熟語数(目安)推奨教材
共通テスト・日東駒専約300語ターゲット1000のPart1〜2
MARCH・関関同立約500語ターゲット1000全体 or 速読英熟語
早慶上智約700語解体英熟語(必修+重要)
東大・京大約1,000語解体英熟語(全範囲)

1日の学習量と周回ペースの目安

英熟語帳の学習ペースは、英単語帳と同じ「浅く早く何周も」が鉄則です。

  • 1日の新規学習: 30〜50語(1語あたり5秒ペースで意味を確認)
  • 復習: 前日分+3日前分+1週間前分を毎日チェック
  • 1周の期間: ターゲット1000なら約3〜4週間、解体英熟語なら約4〜5週間
  • 目標周回数: 最低3周、理想は5周以上

熟語帳に1日かける時間は15〜20分で十分です。英単語や長文読解の時間を削ってまで熟語に時間をかける必要はありません。

よくある失敗パターンと対処法

失敗1: 熟語帳を後回しにしすぎる

「英単語が完璧になってから」と考えて熟語帳に手をつけないまま高3の秋を迎える生徒がいます。英単語帳が8割程度仕上がった段階で並行開始すべきです。

失敗2: 似た熟語を混同する

「look up」「look into」「look after」「look forward to」など、同じ動詞+異なる前置詞の組み合わせは混同しやすいです。前置詞のコアイメージ(up=上へ・完了、into=中へ、after=後を追う)を意識すると区別しやすくなります。

失敗3: 熟語帳を何冊もやろうとする

英単語帳と同様、1冊を完璧にすることが最優先です。2冊目に手を出すのは、1冊目の熟語を9割以上即答できるようになってからにしましょう。

独学で伸び悩んだときの解決策

英熟語の対策は英語学習全体の一部です。「熟語帳をいつから始めるか」「英単語・文法・長文読解とどうバランスを取るか」は、志望校や現在の学力によって最適解が変わります。

もし英語全体の学習計画に迷っているなら、東大毎日塾の無料相談を活用するのもおすすめです。専属の東大生メンターが、あなたの学力と志望校に合わせて、英単語・英熟語・文法・長文読解のバランスを含めた学習計画をオーダーメイドで作成してくれます。

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まとめ|英熟語の覚え方とおすすめ参考書の選び方

この記事で解説した英熟語の覚え方とおすすめ参考書のポイントを整理します。

  • 覚え方は3パターン: 前置詞イメージ型(システム英熟語)、文脈型(速読英熟語)、問題演習型(解体英熟語)
  • おすすめ教材はレベルで選ぶ: 共通テスト〜MARCH → ターゲット1000、早慶〜東大 → 解体英熟語
  • 英単語が先、英熟語は後: 英単語帳が8割完成してから熟語帳を並行開始
  • 1日15〜20分、1冊を最低3周: 英単語と同じく「浅く早く何周も」が鉄則
  • 1冊を完璧にしてから2冊目: 中途半端に複数冊やるのが最も効率が悪い
  • 必要な語数の目安: 共通テスト300語、MARCH500語、早慶700語、東大1,000語

英熟語は英単語に比べて後回しにされがちですが、長文読解のスピードと正確性に直結する重要な分野です。自分のレベルに合った1冊を選び、計画的に進めていきましょう。

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