こんにちは。勉強攻略ドットコム、運営者の「K」です。
「英作文って何をどう書けばいいかわからない」「自由英作文のテンプレートが知りたい」――英作文やライティングの対策に悩んでいる受験生は多いです。英作文は大学受験の英語の中でも「対策のやり方次第で最も差がつく」分野です。
私は受験時代に「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」で例文暗記を行い、それを東大入試の英作文対策の土台にしました。100の基本英文を覚えるだけで、英作文への苦手意識は大きく解消されます。また、6年間の指導で多くの生徒の英作文を添削してきましたが、高得点を取る生徒には明確な共通点があります。
この記事では、英作文・ライティング対策を例文暗記の基礎から自由英作文のテンプレート、志望校別の対策法まで、実践的に解説します。
- 英作文対策の3ステップ(例文暗記→和文英訳→自由英作文)
- 自由英作文のテンプレートと使える定型表現
- 減点されない英作文を書く5つのコツ
- 添削の重要性と効果的な受け方
英作文・ライティング対策の基本|3ステップ学習法
英作文の対策は闇雲に書くのではなく、段階を踏んで進めるのが最も効率的です。ここでは「例文暗記→和文英訳→自由英作文」の3ステップ学習法と、自由英作文のテンプレートを解説します。
例文暗記で英作文の土台を作る
英作文対策の第一歩は、基本例文の暗記です。英作文は「ゼロから英文を生み出す」のではなく、「覚えた例文の構文を応用して書く」作業です。まずは使える「型」をストックすることが最優先です。
暗記すべき例文数の目安は100〜300文です。100文で英作文の基本構文をカバーでき、300文まで行けばほぼすべての出題パターンに対応できる応用力がつきます。
私が使った「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」は、英作文に必要な技法を100文に凝縮した教材です。竹岡広信先生(灘高校教諭)が日本人が無理なく書ける表現だけを厳選しており、100文を覚えるだけで私立大標準レベルなら合格ラインが狙えます。
例文暗記のコツ: 丸暗記ではなく「なぜこの構文が使われるのか」を理解しながら覚えること。日本語を見て英文が即座に出てくるかをテスト形式で確認し、1日10文ずつ新規+復習のサイクルで進めましょう。
和文英訳のコツと「和文和訳」テクニック
例文暗記が進んだら、和文英訳の練習に入ります。和文英訳で最も大切なテクニックが「和文和訳」です。
和文和訳とは、日本語の原文をそのまま英訳するのではなく、まず日本語を簡単な日本語に言い換えてから英訳する方法です。
| 元の日本語 | 和文和訳(言い換え) | 英訳 |
|---|---|---|
| 胸が躍った | とても楽しみだった | I was very excited. |
| 世間知らず | 社会についてあまり知らない | He doesn’t know much about society. |
| 気持ちが楽になる | リラックスする | I can relax. |
和文英訳の鉄則は「自分が確実に書ける英語で書く」ことです。難しい表現を使おうとして間違えるより、中学レベルの簡単な英語を正確に書く方が圧倒的に高得点になります。
自由英作文のテンプレートと書き方
自由英作文は「型」を身につければ安定して得点できます。最も汎用性の高い「意見論述型」のテンプレートを紹介します。
意見論述型テンプレート(最頻出)
【Introduction】 I think / believe that [主張].
【Body 1】 First, [理由1]. For example, [具体例].
【Body 2】 Second, [理由2]. [補足説明].
【Conclusion】 For these reasons, I believe that [主張の言い換え].
このテンプレートを使えば、60〜100語程度の自由英作文が安定して書けるようになります。理由は2つが基本です。語数に余裕があれば3つ、短ければ1つに絞って具体例を厚くします。
使える定型表現一覧
| 用途 | 表現 |
|---|---|
| 主張を述べる | I think / believe / agree / disagree that … / In my opinion, … |
| 理由を示す | First, … / One reason is that … / This is because … |
| 追加する | Moreover / Furthermore / In addition / Besides |
| 対比・譲歩 | On the other hand / However / Although …, … |
| 具体例 | For example / For instance / such as … |
| 結論 | For these reasons / In conclusion / Therefore |
ポイントは、接続詞を適切に使って論理の流れを明示することです。採点者に「次にどんな内容が来るか」が一目でわかる構成を心がけましょう。
減点されない英作文を書く5つのコツ
多くの大学の英作文は「減点方式」で採点されます。つまり、基礎点から文法ミスを引いていく方式です。高得点を取るには「いい文章を書く」よりも「ミスを減らす」方が確実です。
コツ1: 中学英語で書けるか自問する
書きたい英文が思い浮かんだら、まず「中学英語の範囲で書けるか?」と自問してください。書けなければ、より簡単な表現に切り替えます。
コツ2: 書き終わったら必ずチェックリストで確認
書き終わったら以下のポイントをチェックしてください。
- 主語と動詞は一致しているか(三単現の-s)
- 冠詞(a / the)は適切か
- 時制は統一されているか
- スペルミスはないか
コツ3: 分詞構文は使わない
自信がない限り、分詞構文は避けてください。懸垂分詞(ぶら下がり分詞)のミスは大きな減点対象です。接続詞+SVで書く方がはるかに安全です。
コツ4: 語数は指定の9割以上書く
語数指定がある場合、最低でも9割は書きましょう。語数が足りない場合は具体例(For example, …)を追加するのが最も簡単な調整法です。
コツ5: 書きやすい立場を選ぶ
自由英作文で意見を求められたときは、本心と違っても「英語で理由を書きやすい方」の立場を選びましょう。正解はないので、論理的に説明しやすい方を選ぶのが戦略的です。
英作文対策のおすすめ教材と参考書ルート
| 段階 | 教材 | 特徴 |
|---|---|---|
| 例文暗記 | ドラゴン・イングリッシュ基本英文100 | 100文で英作文の基礎を完成。解説が詳しい |
| 和文英訳 | 英作文ハイパートレーニング 和文英訳編 | 66の文法ポイント+155例文。基礎から学べる |
| 自由英作文 | 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編 | 5つの問題タイプ別に書き方を解説 |
| 上級・東大京大 | 英作文のトレーニング 実戦編(Z会) | 70題+別冊300例文。最難関大まで対応 |
英作文の基礎となる文法力に不安がある方は、先に文法を固めてから英作文に入ることをおすすめします。私が受講したスタディサプリの関正生先生の文法講座は、文法を「なぜそうなるのか」から理解させてくれるので、英作文で使える正確な文法知識が身につきます。
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ここからは、志望校別の英作文対策と、添削の重要性、独学の限界と解決策について解説します。
志望校別の英作文対策のポイント
東大の英作文
東大の英作文は第2問として出題され、推定30点前後の配点があります。2Aの自由英作文(60〜80語)と2Bの条件英作文・和文英訳で構成されます。
2026年度は「強いということはどういうことか」という抽象的なテーマが出題されました。東大の英作文は、テンプレートに当てはめるだけでは対応しきれない「思考力」が求められるのが特徴です。平易な英語で独自の視点を示す練習が重要です。
京大の英作文
京大は和文英訳の難易度が大学入試トップクラスです。直訳できない日本語表現が出題されるため、「和文和訳」の力が最も問われます。6年間の指導経験上、京大志望の生徒には特にこの「言い換え力」を重点的に鍛える指導をしてきました。
早慶の英作文
早稲田法学部ではイラスト描写型や意見論述型の自由英作文が出題されます。慶應経済学部では150〜200語の長めの自由英作文が出題されるため、語数を書く練習と時間配分の訓練が必要です。
国公立二次全般
多くの旧帝大・地方国公立で英作文が出題されます。配点が高い大学が多く、対策の有無で大きな差がつきます。英語学習全体の中で英作文をどう位置づけるかについては、英語学習ロードマップで詳しく解説しています。
時期別の英作文学習スケジュール
| 時期 | やるべきこと |
|---|---|
| 高2冬〜高3春 | 例文暗記を開始(ドラゴン・イングリッシュ等) |
| 高3 GW頃 | 例文暗記を完了。和文英訳の問題集に入る |
| 高3夏 | 和文英訳を仕上げ。自由英作文の型を習得 |
| 高3秋〜 | 志望校の過去問演習+添削を受ける |
| 共通テスト後 | 志望校の過去問で最終仕上げ |
英作文ノートの効果的な使い方
英作文の上達にはノートの活用が効果的です。以下の2種類のノートを使い分けることをおすすめします。
英作文練習ノート
- ルーズリーフを広々と使い、上部にお題(日本語)、下部に自分の英文を書く
- 添削後は模範解答と自分の解答を並べて比較する
- 間違えた箇所は赤で訂正し、なぜ間違えたかのメモを付記する
英語表現ストックノート
- 左に日本語、右に英語のシンプルな2列構成
- 「この日本語はこの英語表現が自然」というストックを蓄積していく
- 添削で指摘された表現や、長文読解で出会った使える表現を都度追加する
添削の重要性と独学の限界
英作文は大学受験の中で最も独学が難しい分野です。自分で書いた英文の文法ミスに自分では気づけない、「意味は通じるが不自然な表現」を自己判定できない、論理構成の穴を客観視できない――これらが独学の限界です。
6年間の指導で見てきた限り、英作文の得点を大きく伸ばした生徒は例外なく「添削→修正→再提出」のサイクルを回していました。逆に、独学で問題を解いて模範解答と比較するだけの学習では、同じミスを繰り返す傾向があります。
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LINEで無料相談してみる 無料で相談できますよくある失敗パターンと対処法
失敗1: 難しい表現を使おうとして間違える
「impress」を使いたくて「impressionate」と造語してしまう、分詞構文を使おうとして懸垂分詞になる――こうしたミスは「簡単な表現で正確に書く」意識を持つだけで防げます。迷ったら即座に別の表現に切り替える癖をつけましょう。
失敗2: 日本語を直訳してしまう
「気持ちが楽になる」を「My feeling becomes easy」と書く人がいますが、これは英語としては不自然です。「和文和訳」で「リラックスする」に言い換えてから「I can relax」と書けば正確な英文になります。
失敗3: 例文暗記をせずにいきなり書こうとする
英作文の「型」がない状態で書こうとすると、毎回ゼロから英文を考えることになり、非常に効率が悪いです。まずは100文の例文暗記で「型のストック」を作ることが先決です。
まとめ|英作文・ライティング対策で大切なこと
この記事で解説した英作文・ライティング対策のポイントを整理します。
- 「例文暗記→和文英訳→自由英作文」の3ステップで進める: いきなり書かず、まず100文の例文暗記から始める
- 自由英作文は「型」を1つ完璧に身につける: 意見論述型の「主張→理由→具体例→結論」テンプレートが最汎用
- 減点されない英語を書く: 難しい表現を避け、中学英語で正確に書くことを優先する
- 「和文和訳」で日本語を簡単にしてから英訳する: 直訳は最大の失敗原因
- 添削は必須: 独学では自分のミスに気づけない。添削→修正→再提出のサイクルが上達の鍵
- 高2冬から例文暗記を始め、高3秋からは過去問+添削
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