化学重要問題集の医学部、東大に合格するための使い方

本記事の内容
  • 化学重要問題集とはどんな問題集なのか
  • 化学重要問題集をやるべき人はこんな人
  • 化学重要問題集で医学部、東大合格レベルまで持っていく使い方
  • 化学重要問題集の次にやるべき問題集

大学受験化学の定番の問題集である「化学重要問題集」。

この問題集を完璧にすることができたら基本的にどんな大学の入試問題にも対応することができるようになります。

私はこの問題集をやりこむことで化学を得意科目にすることができ、模試では化学の偏差値77まで上げることができました

「化学重要問題集」は東大や医学部などの難関大を目指す人であれば、必ずやっておいた方がいい問題集です。

今回はそんな私の受験勉強において非常に役立った化学重要問題集について紹介したいと思います。

目次

化学重要問題集とは

「化学重要問題集」は大学受験において網羅型問題集に分類される問題集です。

網羅型問題集とは今まで様々な大学で出題された入試問題から出題頻度の高い問題を網羅的に収録している問題集のことです。

大学入試化学において基礎的な力を培うには避けて通れないのが網羅型問題集です。

「化学重要問題集」では理論、無機、有機の全分野の問題が1冊にまとめられています。

入試標準レベルの典型問題からなるA問題とそれより少し難易度が高いB問題から構成されています。

A問題とB問題は難易度が少し違いますが、難関大受験においてはどちらも同じくらい重要です。

A問題とB問題あわせて化学の入試問題のほぼ全てのパターンが網羅されています。

この問題集にはA問題とB問題の合計で275問あります。

「化学重要問題集」は難関大入試において化学の基本を築くための問題集でありながら、これ1冊で大学受験化学のほとんどの問題に対応ができるようになる問題集です。

大学入試における基本的かつ典型的な問題が掲載されている問題集ですが、それは決して問題が簡単というわけではなくむしろ最初は難しく感じるでしょう。

しかし、この問題集の問題を全て解けるようになった時にはほとんどの入試問題の化学の問題は「化学重要問題集」の問題の類題であると気がつくでしょう。

化学重要問題集をやるべき人

東大、京大、東工大などの難関大国公立医学部、私立医学部を志望している人におすすめです。

上記の大学を志望していたとしてもいきなりこの問題集から受験勉強を始めるのはおすすめできません。

なぜなら、ある程度の化学の学力がないと自力で解説を読んで理解するというのが難しいです。

まずは教科書レベルの学力をつけてから化学重要問題集に取り組むようにしてください。

もし今から化学の勉強を0スタートで始めるならスタディサプリ化学がおすすめです。

私はスタディサプリ化学から化学の勉強を始めました。詳しくは下記の記事をご覧ください。

化学重要問題集で医学部、東大合格レベルまで持っていく使い方

おすすめの進め方としてまず最初はA問題だけに取り組み、A問題をある程度解けるようになってからB問題に取り組みます

なぜなら、先にA問題だけやった方が早く全て範囲に触れることができ、その方が成績が上がるのが早いからです。

この問題集に取り組むにあたって最終目標は全ての演習題を見たらすぐに解法が思い浮かび実際に解き切ることができる状態です。

実際に私がこの状態になるまでにどのように「化学重要問題集」に取り組んだかを紹介します。

STEP
A問題を1周する

まず、A問題だけを1周します。

1周目にやるべき最も重要なことは解説を理解することです。

問題に取り組んでみてわからない場合はすぐ解説を読みます。

ここでわからない問題に何分も悩むのは時間がもったいないです。

1周目では解説をしっかり読んで書いてあることを理解することに注力します。

なぜなら、1周目にどれだけしっかり解説を理解できるかで、2周目以降の演習効率は大幅に変わるからです。

1周目で解説の理解が曖昧のまま2周目に入ると、再び解説を読んで理解することに時間をかけることになってしまいます。

したがって、1周目の時点でわからない部分に関しては調べたり人に聞いたりして必ずその場で解決します。

わからないことが解決したら2周目以降に再び調べたり人に聞いたりすることを繰り返さないように自分なりの解説を問題集に書き加えておきます。

1周目でしっかりと理解することができていれば、2周目以降の演習のスピードがあがり、学習効率が上がります。

決してわからないところを放置したまま、先に進むことがないようにしてください。

STEP
B問題を1周する

次にB問題を1周します。

A問題の時と同様に1周目にやるべき最も重要なことは解説を理解することです。

step1と同じように問題演習を進めます。

step1の段階で解けない問題が多い場合はまずA問題だけ何周かしてA問題の正答率を上げてからでも良いと思います。

STEP
A,B問題合わせてさらに2周する

A,B問題あわせて全問題さらに2周して、step1,2と合計して3周します。

なぜ全問題3周もするのか疑問に思う人もいるでしょう。

「化学重要問題集」を完璧にするにはただ解けるだけではダメなんです。

問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶくらいまで反復することが大切です。

1周目の段階で解説を読みさえすれば理解できるという状態を作っていれば、2周目以降は演習のスピードはどんどん上がっていきます。

注意点として化学の記述問題において実際に手を動かさないで頭の中だけで考えるといった演習方法は絶対にしません。

記述問題は模範解答と全く同じ解答を目指します。模範解答を覚えてしまってもよいくらいです。

また、計算問題も必ず手を動かします。

STEP
解けない問題のみ周回する

3周もすれば完全に解ける問題もいくつかあるでしょう。

4周目は3周目に解けなかった問題のみ取り組みます。

5周目は4周目に解けなかった問題のみ取り組みます。

これを解けない問題がなくなるまで、繰り返します。

注意点としてやり方は合っていたけど、最後の計算を間違えてしまったというような場合でも必ずもう1度解きます。

普段から計算ミスに対して自分に厳しくしておきます。

「化学重要問題集」の問題が全て解けるようになった時、難関大の化学の実際の入試問題を解く力が身についています。

化学重要問題集の次にやるべき問題集

「化学重要問題集」を完成させられたら、ほとんどの大学の過去問に取り組むことができる実力がついています。

したがって、一部の超難関大を志望している人以外は「化学重要問題集」の次は志望校の過去問に取り組みましょう。

東大や医学部の中でも偏差値の高い医学部を志望している人は「化学の新演習」という問題集を次にやることをおすすめします。

「化学の新演習」の使い方等詳しくは下記の記事をご覧ください。

「化学の新演習」は「化学重要問題集」より少し難易度の高い問題が網羅的に載っている問題集です。

難易度が重要問題集と被っている部分もあるので、「化学重要問題集」をやった後なら問題なく取り組めます。

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