- 化学重要問題集とはどんな問題集なのか
- 化学重要問題集をやるべき人はこんな人
- 化学重要問題集で医学部、東大合格レベルまで持っていく使い方
- 化学重要問題集の次にやるべき問題集
大学受験化学の定番の問題集である「化学重要問題集」。
この問題集を完璧にすることができたら基本的にどんな大学の入試問題にも対応することができるようになります。
私はこの問題集をやりこむことで化学を得意科目にし、模試では化学の偏差値を77まで上げることができました。
「化学重要問題集」は東大や医学部などの難関大を目指す人であれば、必ずやっておいた方がいい問題集です。
今回はそんな私の受験勉強において非常に役立った化学重要問題集について紹介したいと思います。

- 専属東大生メンターが365日つきっきり指導
- 「何を、いつまでに」やれば合格できるかを毎週プランニング
- いつでも質問&添削し放題
「勉強法が分からない…」「自分で計画を立てられない…」という方も、受験のプロに任せて確実に成績を伸ばしましょう!
\無料個別相談会実施中/
化学重要問題集とは
「化学重要問題集」は大学受験において網羅型問題集に分類される問題集です。
網羅型問題集とは今まで様々な大学で出題された入試問題から出題頻度の高い問題を網羅的に収録している問題集のことです。
大学入試化学において基礎的な力を培うには避けて通れないのが網羅型問題集です。
「化学重要問題集」では理論、無機、有機の全分野の問題が1冊にまとめられています。
入試標準レベルの典型問題であるA問題と、それより難易度がやや高いB問題で構成されています。
A問題とB問題は難易度が少し違いますが、難関大受験においてはどちらも同じくらい重要です。
A問題とB問題を合わせて化学の入試問題のほぼ全てのパターンが網羅されています。
この問題集にはA問題とB問題の合計で275問あります。
「化学重要問題集」は難関大入試において化学の基本を築くための問題集でありながら、これ1冊で大学受験化学のほとんどの問題に対応ができるようになる問題集です。
大学入試における基本的かつ典型的な問題が掲載されている問題集ですが、それは決して問題が簡単というわけではなくむしろ最初は難しく感じるでしょう。
しかし、この問題集の問題を全て解けるようになった時にはほとんどの入試問題の化学の問題は「化学重要問題集」の問題の類題であると気がつくでしょう。
化学重要問題集をやるべき人
東大、京大、東工大などの難関大や国公立医学部、私立医学部を志望している人におすすめです。
上記の大学を志望していたとしてもいきなりこの問題集から受験勉強を始めるのはおすすめできません。
なぜなら、ある程度の化学の学力がないと自力で解説を読んで理解するというのが難しいです。
まずは高校の化学教科書の基礎知識や基本問題をしっかり理解した上で、化学重要問題集に取り組むようにしてください。
もし今から化学の勉強を0スタートで始めるならスタディサプリ化学がおすすめです。
私はスタディサプリ化学から化学の勉強を始めました。詳しくは下記の記事をご覧ください。

化学重要問題集で医学部、東大合格レベルまで持っていく使い方
おすすめの進め方としてまず最初はA問題だけに取り組み、A問題をある程度解けるようになってからB問題に取り組みます。
なぜなら、先にA問題だけやった方が早く全て範囲に触れることができ、その方が成績が上がるのが早いからです。
この問題集の最終目標は、全ての演習問題を見た際に、解法が即座に思い浮かび、実際に解き切れる状態になることです。
実際に私がこの状態になるまでにどのように「化学重要問題集」に取り組んだかを紹介します。
まず、A問題だけを1周します。
1周目にやるべき最も重要なことは解説を理解することです。
問題に取り組んでみてわからない場合はすぐ解説を読みます。
ここでわからない問題に何分も悩むのは時間がもったいないです。
1周目では解説をしっかり読んで書いてあることを理解することに注力します。
なぜなら、1周目にどれだけしっかり解説を理解できるかで、2周目以降の演習効率は大幅に変わるからです。
1周目で解説の理解が曖昧なまま2周目に入ると、再び解説を読む時間が必要になってしまいます。
したがって、1周目の時点でわからない部分に関しては調べたり人に聞いたりして必ずその場で解決します。
わからないことが解決したら2周目以降に再び調べたり人に聞いたりすることを繰り返さないように自分なりの解説を問題集に書き加えておきます。
1周目でしっかりと理解することができていれば、2周目以降の演習のスピードがあがり、学習効率が上がります。
決してわからないところを放置したまま、先に進むことがないようにしてください。
次にB問題を1周します。
A問題の時と同様に1周目にやるべき最も重要なことは解説を理解することです。
step1と同じように問題演習を進めます。
step1の段階で解けない問題が多い場合は、まずA問題だけを何周かして正答率を上げてから取り組むのでも良いと思います。
A,B問題あわせて全問題さらに2周して、step1,2と合計して3周します。
なぜ全問題3周もするのか疑問に思う人もいるでしょう。
「化学重要問題集」を完璧にするにはただ解けるだけではダメなんです。
問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶくらいまで反復することが大切です。
1周目の段階で解説を読みさえすれば理解できるという状態を作っていれば、2周目以降は演習のスピードはどんどん上がっていきます。
注意点として化学の記述問題において実際に手を動かさないで頭の中だけで考えるといった演習方法は絶対にしません。
記述問題は模範解答と全く同じ解答を目指します。模範解答を覚えてしまってもよいくらいです。
また、計算問題も必ず手を動かします。
3周もすれば完全に解ける問題もいくつかあるでしょう。
4周目は3周目に解けなかった問題のみ取り組みます。
5周目は4周目に解けなかった問題のみ取り組みます。
これを解けない問題がなくなるまで、繰り返します。
注意点としてやり方は合っていたけど、最後の計算を間違えてしまったというような場合でも必ずもう1度解きます。
普段から計算ミスに対して自分に厳しくしておきます。
「化学重要問題集」の問題が全て解けるようになった時、難関大の化学の実際の入試問題を解く力が身についています。
化学重要問題集を効率よく攻略するためのサポートツール
「化学重要問題集」を使いこなせれば、東大や医学部などの難関大入試で大きな武器になります。
しかし、以下のような悩みを持つ受験生も多いのではないでしょうか?
- どのように勉強計画を立てれば良いかわからない
- 苦手分野が多くてどこから手をつけるべきかわからない
- 自分に合った効率の良い学習法がわからない
- モチベーションを保つのが難しい
こうした悩みを解決するためにおすすめしたいのが、「東大毎日塾」のオンライン個別指導を活用する方法です。
- 365日いつでも質問し放題
専属の東大生メンターが、チャットを通して24時間365日、勉強の疑問に答えてくれます。難しい計算問題や記述の書き方など、つまずいたときに即座に質問できるので、理解の抜けや曖昧さを残さずに進められます。 - 自分専用の学習計画で無駄なく勉強できる
「何を、いつまでに」やるべきか具体的なプランを毎週提案してくれるので、化学重要問題集をどのタイミングで・どのペースで進めればいいのかが明確になります。他教科とのバランスも含めた最短ルートの勉強が可能です。 - モチベーション維持をサポートする声掛けコーチング
勉強の進捗状況を管理されるため、ついサボってしまうことを防ぎ、最後まで走りきるためのメンタル面のサポートも受けられます。 - 14日間全額返金保証付きで安心
「本当に自分に合うかどうか分からない…」という方でも、14日間の全額返金保証があるので、まずは安心して無料の個別相談会から始められます。
\無料個別相談会実施中/
化学重要問題集の次にやるべき問題集
「化学重要問題集」を完成させられたら、ほとんどの大学の過去問に取り組むことができる実力がついています。
したがって、一部の超難関大を志望している人以外は「化学重要問題集」の次は志望校の過去問に取り組みましょう。
東大や医学部の中でも偏差値の高い医学部を志望している人は「化学の新演習」という問題集を次にやることをおすすめします。
「化学の新演習」の使い方等詳しくは下記の記事をご覧ください。

「化学の新演習」は「化学重要問題集」より少し難易度の高い問題が網羅的に載っている問題集です。
難易度が重要問題集と重複している部分もあるため、「化学重要問題集」をやり終えた後であれば問題なく取り組めます。
まとめ
「化学重要問題集」は東大や医学部といった難関大への化学対策において、非常に高い学習効果を発揮する問題集です。ただし、問題数が多い分、しっかりスケジュールを組んで取り組まないと途中で挫折しがちなのも事実です。
- 基礎固め→A問題→B問題
- 複数回の周回で定着を図る
- 苦手分野を残さず潰していく
これらを意識して取り組むだけで、化学の成績は飛躍的に伸びます。
そして、一人での学習が不安な方は、東大毎日塾のようなオンライン個別指導を活用するのも一つの手です。プロのメンターと一緒に最短ルートで合格を目指しましょう。
\無料個別相談会実施中/