【東大理科3類合格体験記】学習スケジュールと使用した教材を紹介

当サイト「勉強攻略ドットコム」は、東京大学理科3類現役合格者が運営する受験生応援サイトです。6年間の受験指導で培った合格メソッドと、自身の受験経験から得た実践的な学習法を発信しています。詳しくはプロフィールをご覧下さい。

このページでは、私が東大理科3類に現役合格するまでの経緯を紹介します。

学習スケジュールや使用した教材、当時の成績、日々の学習時間の記録などをまとめました。

医学部や東大を志望している方はぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容
  • 模試、入試本番の成績
  • 実際に使用した教材学習スケジュール
  • 受験生時代の日々の学習の記録
目次

東大模試と入試本番の成績

東大オープン
本番の開示

実際に使用した教材と学習スケジュール

実際に私が使った教材を順にまとめておきたいと思います。

数学

中学生の時はZ会の通信教育 中高一貫コースを受講していました。

小学生までの算数と中学生以降の数学で大きく違うのは、答えさえ出せば良いのではなく、論理的な解答に至るまでの過程を示した答案を作る必要があることです。

Z会の通信教育で毎月自分の答案を添削してもらえるのは良かったです。

高1の夏から数学だけ塾に通い始めましたが、その塾は進度が早く、私が入塾した時点では数ⅡBの授業が行われていました。

その時点で私は数ⅠAの学習は終わっていませんでしたが、数学のカリキュラムについてよく理解していなかったので、そのまま数ⅡBの学習から始めることになりました。

今から振り返れば、スタサプの講座でⅠAからきちんと学習した方が良かったなと感じています。

学校ではサクシードという教科書傍用問題集が配られており、主に定期試験前に取り組んでいました。

定期試験前には試験範囲の問題は全て解けるようにはしていました。

高2から1対1対応の演習に取り組み始め、高3になるまでにⅠAⅡⅢ全範囲を完璧にしました。

この問題集が私の数学力を一番向上させたと言っても過言ではなく、入試問題における典型問題を全て解けるようになりました。

全ての問題が解けるようになるまで、何周したのかわからないほどやり込みました。

一つ一つの問題にテーマがあり、問題解法の定石が学べる問題集です。

高3になってからは新数学スタンダード演習数学IIIスタンダード演習に取り組み始め、夏前くらいには完成しました。

この2つの問題集は1対1対応の演習と大きく問題の難易度が変わらないですが、1対1対応の演習で学んだ定石をどのように使いこなすかを演習を通して学ぶ目的で使いました。

高3の夏から新数学演習を始めて、入試本番直前期まで解き続けていました。

この問題集は難関大で出題されたとしてもほとんど解ける人がいないような発展的な問題が載っており、応用力を身に付けるために取り組みました。

センター試験を終えた後、東大数学で1点でも多く取る方法 理系編に取り組みました。

この問題集に載っている問題は全て東大の過去問なので、過去問演習のような位置付けでした。

英語

中学生の時はZ会の通信教育 中高一貫コースを受講しつつ、主に英検対策を行っていました。英検は3級から受験し始め、中学3年生の時に英検1級まで合格することができました。

Z会の通信教育は自分の書いた英文を毎月添削してくれるという点がよかったです。

英検対策で主に使用していた教材はパス単英検の過去問で、加えて洋書を毎日読んでいました。

中学生の頃に英検対策をしておいてよかったと思うのは、英検対策を通じて圧倒的な語彙力の強化を行うことができたからです。

系統的な英語学習を本格的に始めたのは高校生以降ですが、中学生の時に英単語をたくさん覚えていたので、その後の学習がかなりスムーズに進みました。

高校2年生になってから単語帳は鉄壁を使い始めました。

鉄壁の良いところは例文が充実してる点と派生語が豊富である点です。難関大受験生の多くの人が使っている単語帳であり、安心感もあります。

文法の学習を系統的に行ったことがなかったので、高2でスタディサプリ 高3 トップレベル英語<文法編> を受講しました。

それまで文法をなんとなくでしか理解できていませんでしたが、スタサプの関先生の講義は非常にわかりやすく、文法問題において自信を持って正解することができるようになりました。

高2の冬からは頻出英文法・語法問題 1000英文和訳演習(入門編〜中級編)で文法と和訳の演習を行いました。

スタサプの文法講座だけでは演習量が足りなかったため、文法の知識を定着させるためにも頻出英文法・語法問題1000で演習を行いました。

和訳に関してはそれまでなんとなくで訳していましたが、英文和訳演習で採点官がどんなところに注目して採点を行っているのかが理解でき、減点されないための和訳を学びました。

上級編まであるのですが、中級編までやった段階で和訳の極意は学べたと判断し上級編は行いませんでした。

高3になってからは、東大の英語25カ年でとにかく実践的な演習に取り組みました。

東大の過去問は要約問題、文法問題、英作文、長文読解、リスニングなど様々な種類の問題があるため、東大志望でなくても英語問題の演習として非常におすすめです。

速読英単語 上級編は単語帳としてというより、毎日英文に触れるために読み物として使用していました。

毎日何かしらの英文には触れるように努力していました。英文は毎日読み続けないと読むスピードが落ちてしまうからです。

解体英熟語は鉄壁には載っていないようなハイレベルな英熟語を学ぶために、高3の夏頃から始めました。

ハイレベルな英熟語が出題されるような大学を受験する人にはおすすめです。

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100は高3の夏頃に学校で配られ、毎日音読させられて例文暗記をしました。和文英訳や英作文の対策に非常に良かったと思っています。

例文暗記は英作文および和文英訳の基本です。

>>医学部/東大に合格するための英語学習ロードマップはこちらから

化学

化学に関しては高1までは学校の定期試験対策のみ行なっていましたが、高2からスタディサプリ 高3 トップ&ハイレベル化学<理論編> を受講し始め、高3 化学<無機編> 高3 トップ&ハイレベル化学<有機編> と理論→無機→有機の順に受講していきました。

スタサプを受講するまでは定期試験レベルの問題は解くことができるが、きちんと理解はできていないという状態でしたが、スタサプの講義で基本的なことをしっかりと理解することができました。

学校で配られていたセミナー化学は主に定期試験前に取り組んでいましたが、本格的に受験勉強を始めるタイミングでもう全ての問題を解き直しました。

高2の3月からは化学重要問題集を始め、高3の夏前には完成させました。

化学重要問題集は難関大入試において化学の基本を築くための問題集でありながら、これ1冊で大学受験化学のほとんどの問題に対応ができるようになる問題集です。

化学重要問題集を完成させた頃から化学は得意科目になっていました。

化学重要問題集を終えた後、化学の新演習に取り組み始め、入試本番直前まで解き続けました。

化学の新演習は難関大受験において化学で高得点を狙う人のための問題集で、問題のレベルは高いですが私は化学が得意分野であったため、取り組みました。

化学一問一答は高3の9月から特に無機化学の暗記事項の穴をなくすために始めました。

化学の新演習に取り組んでいる時期に隙間時間などにやっていました。

物理

物理に関しては、高2までは学校で配られていたエクセル物理という問題集を定期試験前に解いており、本格的な受験勉強は高3から始めました。

私は物理の学習は他の科目と比べても遅く、高3の4月から物理のエッセンスを始めました。

私は物理の学習の進度が遅かったこともあり、成績が他の科目より悪かったので、高3になってからは物理に重点的に時間を割き、物理のエッセンスを3ヶ月で完成させました。

良問の風はエッセンスの次に取り組みましたが、エッセンスと難易度の差をあまり感じなかったので、力学だけやって他の単元はやりませんでした。

高3の夏前から名問の森を始めて夏休み中には完成させました。

それまではあった物理に対する苦手意識は、名問の森を完成させた時くらいから薄くなっていきました。

名問の森は解説が簡潔ですが、核となる考え方をしっかり説明しており、1つ1つの問題から応用力を身につけることができるようになっています。

高3の9月から物理標準問題精講を始め1ヶ月ほどで完成させました。

この問題集は名問の森と難易度が被っている部分も多少ありますが、ほとんどの問題はより発展的な内容になっています。

標準問題精講を終えた後は難問題の系統とその解き方を始め、途中から東大の物理25カ年と同時並行で解き進めました。

難問題の系統とその解き方は東大のような最難関大学においても発展的なレベルといえるような問題を数多く掲載しています。

それらを解くためにどのように考えたらよいのかを数学的な考察や思考力が試されるより実戦的な問題を通して学習する問題集です。

国語

中学生の時はZ会の通信教育 中高一貫コースを受講していました。

本格的な国語の対策は高3から始め、マーク模試前や夏休みなどの長期休みを利用して短期集中で勉強していました。

以下、使用した教材を羅列します。

スタディサプリ 高3 古文<文法編> スタディサプリ センター試験対策講座 古文漢文

古文と漢文の勉強において文法は基本中の基本であり一番重要なものですが、参考書で勉強しても実際文章を読む上でどう文法の知識を活かせばいいのかはわかりませんでした。

スタディサプリ古文漢文講座を始めてからはまず文法の知識がより頭の中で整理され、どうやって文法の知識を文章読解に活かすのかそしてどうやって実際の問題を解くのかがわかるようになりました。

古文漢文は問題の解き方を知るだけで一気に点数を伸ばせる科目であると身を持って実感しました。

漢文の句法はこの本1冊で十分でした。

ゴロゴは掲載されている単語数が他の単語帳より多く、少し下品な語呂が私にとってはとても覚えやすく良かったです。

ゴロゴの古文読解と古文出典も古文の正解の知識を取り入れる上で役に立ちました。

現代文キーワード読解は現代文頻出の難しい用語をイラストなどを使って説明している参考書です。

現代文の文章は哲学や科学などの難しいテーマについて難しい用語が用いられながら書かれています。正直、初見の内容の文章をすぐに理解することはできません。

しかし、事前に現代文の文章で頻出のテーマついて知っていれば、文章を理解することは一気に簡単になります。

この参考書を読んでから現代文の文章が読みやすくなりました。

地理

地理は地理Bの点数が面白いほどとれる本を学校の授業と並行して読み進め、入試直前期は過去問をやりました。

受験生時代の日々の学習の記録

私は受験生の時にスタディプラスというアプリに勉強時間を全て記録していました。

どの教材をどれくらいの時間やってたか全て記録に残っていたので、アカウントを共有します。

私の受験体験を振り返って思うこと

受験勉強を振り返ると、特に大変だったのは「効率的な勉強法を見つけること」「計画通りに学習を進めること」でした。

どの教材をどのタイミングで使えば良いのか、どのくらいのペースで進めるべきなのか、すべて自己流で試行錯誤を繰り返していました。

当時は、「もっと早く誰か信頼できる人に相談できたら…」と思うことも多々ありました。結果として効率的に進められた部分もありますが、非効率なやり方で遠回りをしていたことも事実です。

そんな私が今、受験生におすすめしたいのが 「スタディコーチ」 です。以下に、その理由を詳しくお伝えします。

東大生講師による個別指導で効率アップ

受験勉強で一番大切なのは、「正しい方向性で努力すること」です。これは簡単なようでいて、非常に難しいことです。なぜなら、自分だけで勉強していると、方向性が間違っていることに気づかないまま時間が過ぎてしまうからです。

スタディコーチでは、受験を知り尽くした 現役東大生講師 が、マンツーマンで指導にあたります。それだけでなく、生徒一人ひとりに最適化された学習カリキュラムを作成し、勉強計画のサポートも行ってくれるのが大きな特徴です。

例えば、私が受験生の頃に苦労した「数学の苦手分野克服」や「勉強計画の見直し」なども、こうした指導があればもっと効率よく進められたのではないかと思います。

目標に向けた完全オーダーメイドのカリキュラム

スタディコーチのもう一つの魅力は、完全オーダーメイドの学習カリキュラムです。

生徒の得意・苦手分野や志望校の目標に応じて、指導内容が最適化されます。

ただの「授業」ではなく、自分だけのために作られた計画で進められる安心感は、受験勉強を進めるうえで非常に大きな助けになります。

今なら無料体験で東大生講師に相談できる!

さらに、スタディコーチでは無料体験授業を実施しています。この無料体験では、実際の授業を体験できるだけでなく、以下のような特典があります。

  • 現役東大生講師に勉強法や計画について直接相談できる
  • 科目ごとの具体的なアドバイスを受けられる
  • 自分の勉強法が正しいかどうかを確認できる

無料体験を受けるだけでも、自分の勉強に関する悩みを解消し、今後の方向性が明確になるでしょう。

特に「勉強のやり方が分からない」「志望校対策をどう進めればいいのか悩んでいる」という方には、非常におすすめです。私自身が受験期にこうした機会を得られていたら、きっともっとスムーズに受験勉強を進められたと思います。

受験勉強に悩む方はぜひ一歩踏み出してみてください

受験勉強は、自分との戦いであり、常に試行錯誤の連続です。しかし、それを一人で抱え込む必要はありません。スタディコーチのような信頼できるパートナーがいれば、効率的に、そして確実に目標に向けた歩みを進められるはずです。

今なら、無料体験を通じてその効果を実感することができます。このチャンスを逃さず、一歩踏み出してみてください!

>>スタディコーチの口コミはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次